水産庁は11日、韓国漁船が国際合意に違反し、韓国が漁獲を認められていない大型の太平洋クロマグロを大量に水揚げしていたと明らかにした。 日本政府の指摘を受け、韓国政府はこのクロマグロの輸出を止める措置をとった。 日米韓などが参加する中西部太平洋まぐろ類委員会は、資源管理のため国ごとに漁獲枠を決めており、韓国は、重さ30キロ・グラム以上の大型の太平洋クロマグロを捕ることが禁じられている。しかし現地報道などで、3月上旬に大型魚が少なくとも約314トン水揚げされたことがわかったという。 水産庁はこの大型クロマグロが日本に輸出される可能性が高いとみて、韓国政府に輸出を差し止めるよう要請した。