老化を進めるものといえば、「酸化」が知られています。紫外線やたばこ、ストレスなどで活性酸素が発生し、体をサビつかせるといわれています。この酸化とは別に、老化の原因として、「糖化」があります。糖化とは「体のコゲ」とも呼ばれ、食事などから摂った糖質とたんぱく質が結びつくことによって、細胞を攻撃することをいいます。 この糖化、いったいどのような原因で起き、どのようなリスクがあるのでしょうか。その対策もあわせて見ていきましょう。 「糖化」が進む流れ 糖化とは、からだの中のたんぱく質が糖と結び付いて、「糖化生成物(AGE)」というものに変性することをいいます。とくに、糖を必要以上に摂取し続け、糖が体内で過剰になったときに、糖化は起きるといわれています。 医学博士の久保明氏によれば、この糖化が起きるのは、「食後、血液の中に余分な糖があふれ、いっぱいになっているとき」だといいます。食後血糖値が150を超