ご当地ならではの名所や名物が描かれたマンホールのふたを図柄にした「マンホールカード」の発行が広がっている。業界団体の仕掛けで昨年4月に発行が始まり、1年で145自治体170種類に。累計発行数は約60万枚に達する勢い。現地でしか手に入らないという希少さもあって、ブームは過熱ぎみだ。 3日、カードの第4弾が全国で一斉に発行された。 「これほど盛り上がっているとは知らなかった」と話すのは、恐竜の化石が多数出土することで知られる福井県勝山市の上下水道課。肉食恐竜をデザインしたマンホールふたのカードで第4弾に参入した。「カードの発行で勝山市に足を運ぶ人がさらに増えるのでは」と期待を込める。 埼玉県川越市では1月、「マンホールサミット埼玉2017」が開かれた。「小江戸川越」のシンボル・時の鐘がデザインされた川越市の1種と、同県流域下水道の8種のセットが会場で先行配布され、「マンホーラー」と呼ばれる愛好