Webサイトのデザインは紙のデザインと異なり、技術的な制約が強く、特に最近は様々な環境(デバイス、ブラウザ、画面サイズ、屋内・屋外など)での閲覧に対応できることを求められます。そのため、戦略から要件、コンテンツ、機能と論理的にデザインを決めていくと、どこかで見たことあるような没個性なデザインになりやすいものです。(注:ここでいうデザインは視覚的なデザインを指します) マルチデバイス、マルチブラウザが進み、レスポンシブWebも選択肢の一つとして一般化した昨今では、Webデザインの没個性化はますます進んだ印象があります。例えば、Googleが公開しているマテリアルデザインのガイドラインを見ても、デザインのパターン化と属人性排除の思想を如実に感じることができます。また、データドリヴンなサイト改善を積極的に行っていくと、「デザインの個性」と成果に大した因果関係がないことを痛感します。 没個性なデザ
製品にはターゲットとなるユーザーを決めましょう、というお決まりのベストプラクティスがある。あらゆる本にそう書いてあるから、そうしたらよさそうなのはわかりきっているんだけど、実際にそれをやるとなにが起こるのか、また、それでどの程度効果があるのかは、本を読んだだけでは絶対に知ることができない。自分でやってみて、ああやっぱりうまくいくんだなとか、思ってたのと違うぞ、と実感することが大事だと、特に最近しみじみ感じる。だから、自分でやってみて、実感したことをこれから書く。 それで、ターゲットユーザーというとなんとなくよそよそしいので、ええと20代男性で、週末はバーベキューが趣味で、などと、なんとなく決めてしまう。これだと、よそよそしいままの、ふわふわしたターゲットが完成する。このやり方では、本当にそんなやつが実在するのか確証がないので、本当にそいつが製品を使うのかも確かめようがない。そうではなくて、
批判ではなく批評 個人プロジェクトでない限り、公開前に誰かにデザインを見せる機会があると思います。相手はクライアントかもしれませんし、同僚・上司なのかもしれません。デザイナーの中には見せるのを躊躇している方もいるのではないでしょうか。知恵とスキルを出し切って作り上げた子供のような存在なので、万が一批判されたのであれば自分自身も批判されているように感じるのではないでしょうか。IDEOの Time Brown 氏が TED の講演で「デザインはデザイナーだけに任せるには重要過ぎる」という言葉を残しているとおり、デザインを皆で考える機会を作るべきです。デザイナーは早い段階から他の誰かとアイデアを共有するべきですが、会話が批判的なものになりすぎているのであればデザイナーも積極的に参加もしてくれませんし、デザインを前提とした会話にはならないでしょう。 「この色は違う」「使いにくそうだ」「分かっていな
フラットデザインはWebデザイナーの役割を奪った?私はそうは思いません。 私は最近、 『デザイナーの堕落』 という興味深い記事を読みました。その中には、著者であるEli Schiffの意見が明確に書かれています。もしこちらの記事を読んだことがなく、デジタルデザイン界のこれまでの動向に興味があるという場合は、ぜひ一読することをお勧めします。 しかし私は彼の意見に真っ向から反対です iOS7やマテリアルデザインの登場によって、フラットデザインが増え、“モダンミニマリスト”というデザインムーブメントが生まれました。そのような変化が、デジタル界で働くビジュアルデザイナーの仕事をいかにして味気なく、そして価値の低いものにしたのかという点について、Eliは主に説明しています。 学生時代に建築学を学んだ私は、モダンミニマリスト(フラット)デザインの普及において、同様の例をたくさん見てきました。モダンミニ
フォーデジットはビジネスとユーザーを つなぐ「デジタルデザイン」を提供し、 企業のサービス創出・DX・デジタル施策に 並走するプロフェッショナルパートナーです。
海外有名美大へ通う美大生に教えてもらったこと。一晩かけて完成品に向けてデザインが進むプロセスを話ししながら過程の写真を見せてもらった。めちゃくちゃおもしろく、刺激を受けたので自分の理解としてメモ。 本人はかなり論理的ではない話し方をするので、それを基本的に論理的に思考するぼくが自分が理解できる形に落としてしまっている。このため、大切な要素は抜け落ちしている可能性が大いにある。ただ、本人の説明をそのまま載せると「こう、ええなあと思った」とかそんなんで終わってしまうので、こうなっている。あしからず。 デザインをするときに、大きなイメージで作りたいものの方向性を出す自分の作りたいものが完成したとしたら、それはどんなものでできているんだっけ? (構成要素への分解 構成要素であるかもしれないもの程度の確度) 素材はなにでできているかどんな色をしているか手触りは?置き方見る向き光の当たり方作り方おもし
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