その作品は、“まるでドキュメンタリーのような演技だ”と評されます。 ことしのカンヌ映画祭、「ドライブ・マイ・カー」で脚本賞を受賞した映画監督の濱口竜介さん。 ことしの世界3大映画祭のうち、2つの映画祭でそれぞれ別の作品が主要な賞を受賞、一躍世界に注目されています。 俳優の自然な演技を引き出す、「濱口メソッド」と呼ばれる独特の演出法に迫りました。 (科学文化部記者・加川直央 ヨーロッパ総局記者・古山彰子)
公開から20年。『マトリックス』はすべてを変えた映画2019.04.01 20:0046,007 Germain Lussier [原文] ( satomi ) 『マトリックス(Matrix)』公開から3月31日(米日時)で20年。初めてあの映画を観た日のことは一生涯忘れません。 ニューヨーク大学1年生で、NYということもあって、映画のプレビューイベントがしょっちゅう学内でやってました。日付けはもう覚えてないけど、キアヌ・リーヴス主演の変な新作があって『マトリックス』とかいうらしいって招待がきたのは、たしか2月下旬か3月上旬じゃなかったかと思います。 『スターウォーズ』復活秒読み、最悪のタイミング1999年といえば、5月の新3部作公開で世界中のSFファンが『スターウォーズ』復活に沸いた年です。キアヌ・リーヴスは『雲の中で散歩』、『チェーン・リアクション』で一応名前は知られていたけどまだそこ
映画とゲームの共通点はどこにあるのだろうか。 その答えのひとつは「テクノロジー」である。映画とゲームは、テクノロジーの発展とともに歩んできた。19世紀末にリュミエール兄弟が発表した世界最初の映画のひとつである『列車の到着』は、プラットフォームに蒸気機関車がやってくる情景を見せるだけのものだった。そこには当然、音もなく、白黒の画面だったが、これを観た観客は、その臨場感に度肝を抜かれた。これは最新のテクノロジーであるVRが実現する臨場感や驚きと本質的に変わらない。 ビデオゲームの原型は、1962年にMITの学生が開発した『スペースウォー!』と言われている。これは記号化された宇宙船を操作して対戦させる、極めてシンプルでプリミティブなシューティング・ゲームだった。 映画もゲームもその最初期は、ともに単純な「動き(アクション)」しか表現できなかった。キートンやチャップリンの無声映画(サイレント)は、
――小島さんは何歳までクリエイターを続けたいですか。 以前から「生涯現役」がモットーなので、死ぬまでゲーム開発は続けたい、と言い続けています。そのうちに、世界中でいろいろなAIエンジンが公開されて、それらのいい部分を採りながら自分のAIエンジンを作れるような時代になるかもしれない。映画もゲームもコストの大部分が人件費です。AIエンジンの時代になれば、コストは自分の人件費とAIの電気代だけになります。労働集約的なゲーム会社はなくなり、クリエイターとAIのコンビによるゲームスタジオが実現するかもしれません。その頃には、自分の意識が「コジマエンジン」というAIの存在になって、永遠に作り続けているかもしれません。 いつか映画も撮ってみたいですね。ゲームを開発していると難しいから、いつにするかですね。 映画の作り方も変化している ――映画にも5年かけるのでしょうか。 そうですね。映画だと5年くらいか
『LOGAN/ローガン』 6月1日(木) 全国ロードショー 20世紀フォックス映画配給 ©2017Twentieth Century Fox Film Corporation 21世紀型映画とは何か? 「スター・ウォーズ」「マーベル・シネマティック・ユニバース」「DCエクステンデッド・ユニバース」、キングコングやゴジラが共存する「モンスターバース」、トム・クルーズの『ザ・マミー』を皮切りに始まる「ユニバーサル・モンスターズ・ユニバース」など、ハリウッドの大作シリーズは、軒並み「終わらない」「永遠に続く」世界を志向している。いわゆる「シェアード・ユニバース」型と呼ばれる21世紀型の映画シリーズである。 さらに、『スプリット』を公開したばかりのM・ナイト・シャマランまでもが、つい先日、『アンブレイカブル』と『スプリット』の続編の製作を発表した。ただの続きではなく、2作品を融合させた一つの続編を
実写版『攻殻機動隊』を見て押井守監督は何を思ったのか?:「僕に言わせれば相当奇妙な映画だと思う」2017.04.06 18:0750,902 4月7日(金)から公開される映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』。今までに公開されている予告編では1995年の劇場用アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』をオマージュしたシーンも見受けられ、興奮が収まらない『攻殻』ファンの方もいるのではないでしょうか。 今回は『ゴースト・イン・ザ・シェル』の公開を前に、本作に多大なる影響を与えた劇場用アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、そして続編『イノセンス』を手がけた押井守監督にインタビューしてきました。 生身の人間が肉体を通さないと表現できない ――電脳や義体、ネット犯罪など時代を先取りしていた『攻殻機動隊』(以下『攻殻』)ですが、最近はVRやAIが身近な存在にな
「攻殻機動隊」のハリウッド実写化作品として来月日本公開を控える映画「ゴースト・イン・ザ・シェル(原題:GHOST IN THE SHELL)」の吹き替え声優に、アニメでも同役の声優を務めた田中敦子さん(少佐役)、大塚明夫さん(バトー役)、山寺宏一さん(トグサ役)が決定しました。俺たちはこれを待っていたんだ! バトー役の大塚さん、少佐役の田中さん、トグサ役の山寺さん ハリウッドでの実写化が決定した当時から、吹き替え声優にアニメ版キャストの採用を期待する声も多かった同作。今回発表された3人は、押井守監督のアニメ映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(1995年)に始まり、神山健治監督のテレビアニメシリーズや映画「イノセンス」などで同キャラの声を担当。特に草薙素子役の田中さんは最高にはまり役だと高く評価する声もいまだに多くみられます。 3人が同役の声優を担当するのは、2011年
神山健治監督が感じたアニメーション界の変化とは 「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」シリーズなどの神山健治監督が挑んだ最新作『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は、今までの監督の作品に比べてSFやファンタジー色を控えめに制作したという。神山監督は「(観客は)自分たちからあまり距離があるような作品を観たくないんじゃないのかなと思う」と話すと、2011年の東日本大震災をきっかけに自身に訪れた変化や、監督が感じているアニメファン層の世代交代について語った。 神山監督の新たな世界!映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』予告編 神山監督といえば、先に挙げた「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」シリーズなどの近未来的世界観や、「精霊の守り人」などの異世界的ファンタジー要素をアニメーションで表現する名手として注目を浴びてきた。神山監督は「アニメ自体がファンタジーやSFの要素と親和性が高いジャ
高さ1080mm・幅530mmという巨大な「第5形態雛形(兼・撮影用造形物)」がワンフェス2017[冬]の海洋堂ブースに出現しています。 WF2017一般初公開の第5形態はじめ、2、3、4形態全てが揃っての展示は初となります。ぜひ遊びにきてください!ブース:3-04-02 #シン・ゴジラ #シンゴジラ pic.twitter.com/0yqm1KTGmy— 株式会社カラー (@khara_inc) シン・ゴジラのブースに到着。奥の方になにやら異様な物体を発見。 とにかくデカい ラストカットはこれを真上から撮影したもの。「「シン・ゴジラ」公式記録集「ジ・アート・オブ シン・ゴジラ」」の最終ページにも載っていたものの実物となります。 すごいとしか言いようがない。一般公開されるのは今回のワンフェス2017[冬]が初。 表面の感じがゴジラ 「他の雛形同様、CG制作用に3Dスキャンもされたが、第5形
第90回『キネマ旬報』ベストテンが1月10日に発表された。2016年の日本映画ベストワンには『この世界の片隅に』(16年)が選出され、監督賞には同作を監督した片渕須直が選ばれた。ベスト2位に選出された『シン・ゴジラ』(16年)の庵野秀明監督は脚本賞を受賞。片淵監督は『魔女の宅急便』(89年)で演出補を務め、庵野監督は『風の谷のナウシカ』(84年)の原画担当からプロとしてのキャリアをスタートさせたことで知られているが、奇しくも宮﨑駿と縁深い監督たちが、監督賞・脚本賞を受賞したことになる。 さて、脚本賞を受賞した『シン・ゴジラ』だが、昨年末に発売された製作資料集『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』(株式会社カラー)に脚本が収録されたことで、活字で目にすることができるようになった。しかも、この大冊には関連の図版、関係者インタビューはもとより、複数の初期プロットから、準備稿、決定稿、完成した映画から
カリスマがダブル降臨! - (C)2017「アリーキャット」製作委員会 俳優の窪塚洋介とDragon AshのKJこと降谷建志が、2017年7月に公開される映画『アリーキャット』で初タッグを果たすことが明らかになった。 本作は、ひょんなことから出会った男二人がある事件に巻き込まれながら、男として互いに成長していく姿を描いた人間ドラマ。『木屋町DARUMA』『トマトのしずく』と幅広い視点で人間ドラマを描く榊英雄が監督を務める。主演はハリウッド映画『沈黙 -サイレンス-』が公開(2017年1月21日)を控え、国内外で俳優としてさらなる注目が集まる一方で、レゲエアーティスト「卍LINE」としても今年で活動 10 周年になる窪塚洋介。さらにミュージシャンとして活躍しながら、大河ドラマ「八重の桜」で新選組の斎藤一を演じたこともある降谷が相棒を演じる。 窪塚が演じるのは元ボクシングチャンプでありながら
人気アクション映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、配信サービス・Google Playにて現在100円で配信されている。 字幕版/日本語吹き替え版ともに通常価格1,900円のところ約95%オフとなっている。なお、今のところセール期間は判明していない。 極上のアクション映画「マッドマックス」が100円で買える! 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、2015年に公開されたジョージ・ミラー監督による映画作品。 『マッドマックス/サンダードーム』以来、27年ぶりに製作されたシリーズ第4作目にあたり、「第88回アカデミー賞」にて10部門にノミネート。衣装デザイン賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞など6部門を受賞した。 荒廃し、砂漠と化した世界をさまざまな強烈な車両で駆け巡るアクションアドベンチャーとなっている。 発声可能な「絶叫上映」や、より大きく綺麗な音で楽しめる「爆音上
2016年11月3日発売を予定しておりました、映画『シン・ゴジラ』公式記録集「ジ・アート・オブ シン・ゴジラ」につきまして、制作上の都合により再び発売日を延期せざるを得なくなってしまいました。 楽しみにお待ちいただいているお客様には再びの発売日変更をお知らせすることとなってしまい、誠に申し訳ございません。 編集部では、少しでも良い本、面白い本にするために、現在もまだ全ページにわたって掲載写真や資料が多数追加されており、差し替えやレイアウトの修正等を続けております。 当初528ページとお伝えしていましたが、総560ページへさらに大幅増量となり、完成にもまだ時間がかかる見込みとなりました。 どうか、発売まであとしばらくお時間をいただけますよう、お願い申し上げます。 新しい発売日につきましては【12月中旬】をメドに調整中です。確定次第お知らせいたしますので、今しばらくのお待ちをいただけますよう何
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