日本将棋連盟TOP 将棋コラム 【PR:ローソン×菅井竜也八段】やんちゃな顔の裏にある闘志。日々高みへ、自分を研ぎ澄ませて--菅井竜也八段の素顔 スイーツを口にする時間は、ホッと一息つき、素の自分に戻るとき。今回はローソンの「もっちりクレープ生チョコ&チョコチップ」を食べながら、菅井竜也八段の素顔に迫ります。 真夏のような強い日差し。「4時に起きて岡山から来ました。走るぞって感じです」そう言い、軽快なフォームで、あっという間に見えなくなるまで遠くに走っていった菅井八段。「気持ちいい!」と、30歳を迎えた無邪気な笑顔が、スタジオに眩しく弾けました。 それが、ひとたび将棋の話題になると空気は一変。言葉の端々から伝わる闘志、勝利をもぎ取りにいく執念。2021年度、銀河戦、朝日杯と優勝を飾った 裏側には、日常から、自分をいかに研ぎ澄ませるかという鍛錬があるのだとわかります。ふだんあまりご自分のこと
前回までのあらすじ) スーパーテラショック定跡生成手法という定跡生成手法を開発した。これは序盤感覚に優れているDeep Learning系の将棋ソフト(ふかうら王 = dlshogi互換エンジン)を用いた、現代にふさわしい定跡生成手法である。平手の初期局面から76歩に34歩を全否定するなど、スーパーテラショック定跡の序盤戦術は、この序盤の2手目を咎めようというところまで来ている。 前回記事 : スーパーテラショック定跡が76歩に34歩を全否定 https://yaneuraou.yaneu.com/2021/11/05/super-tera-shock-book/ そのあともスーパーテラショック定跡を掘り続けている。掘り進めていく途中で、次に思考すべき局面がすべて千日手局面になってしまうというような現象が起きてstuck(立ち往生)するなど、色々トラブルはあったのだが、それもうまく回避する
松本 では今回も講師に「水匠」開発者の杉村達也先生、ゲストに渡辺明名人を迎えて進めさせていただきます。第2回のテーマは「最近よく聞くGPUってなんなの?」です。 杉村 これもまた難しい質問ですが(笑) 渡辺 もちろん、わかりません(笑) 松本 ちょうどよかった。私もわかりません(笑)。多くの将棋ファンの方もわからないのではないでしょうか。 杉村 GPUとはGraphics Processing Unitのことで、主に3Dグラフィックを描画するためのパーツです。 松本 はい。本格的にゲームなどする人が重視するパーツというのが、私のざっくりした知識です。グラフィックボード(グラボ)とGPUは、ほぼ同義ですか? 杉村 ほぼ同義です。グラボの一部にGPUが付いています。 松本 なるほど。 杉村 よく言われるのはCPUは大学生。GPUは小学生がたくさん。 松本 といいますと・・・? 杉村 GPUだと
二日前に電竜戦 dlshogiと水匠の長時間マッチが開催された。 最高峰将棋AIによる長時間対局、プロ棋士3名が解説 : https://yaneuraou.yaneu.com/2021/08/03/long-time-game-by-the-best-shogi-ai/ イベント的には大成功で、多くのニュースメディアでも取り上げていただいたようである。 水匠のバグについて さて、その1局目で水匠がバグと思わしき読み筋が現れた。成れないところに飛車を成るというものだ。水匠の読みの錯覚であり、それによって大きく形勢を損ねて敗北を喫した。 水匠 vs dlshogi、先手番をともに制す(コンピュータ将棋協会blog) : http://blog.computer-shogi.org/denryu-sen_channel_opening-matches_and_conference/ 水匠の探索
「最年少防衛」「最年少九段」。速報で次々と流れてくる文字は、間違いなく、将棋界の歴史に残る偉業だった。しかし、不思議と感情は湧き起こらず、それはただの文字の羅列にしか見えなかった。 「渡辺明の敗北」。代わりに浮かんだその文字は、頭から身体を巡り、あっという間に全身を蝕んでいった。 藤井聡太に初タイトルである「棋聖」を献上してから1年。渡辺は、本戦を勝ち上がり、再びタイトル戦の舞台に戻ってきた。あの夏から1年。両者は立場を変えて再び相まみえた。「現役最強決定戦」との呼び声も高く、戦前のボルテージは最高潮に達した。 しかし、結果は渡辺にとって非情なものに終わる。0勝3敗。自身39回目のタイトル戦にして、初のストレート負けである。昨年圧倒的な研究で藤井に一矢を報いた第3局で、今度はその矢が届かなかった。復位を期し、1年ぶりに臨んだ大舞台での再戦は、梅雨の黒雲に呑まれるように進行し、夏を迎えないま
どうも、あらきっぺです。 当記事は、直近一週間の間に指された将棋の中から、思わず唸らされる妙手を紹介するコーナーです。 今回はいつもとは趣向を変えて、5/3~5/5に開催されました第31回世界コンピュータ将棋選手権の対局を題材にいたします。 また、普段はランキング形式で妙手を紹介しておりますが、今回は筆者が印象に残った妙手を7つ紹介するという形で行います。なぜ、7つなのかって? ただ単にこの数字が好きなんです笑 それでは、さっそく見ていきましょう! ・図面に記載した将棋ソフトの名称は、略称になっているソフトもあります。なお、略称につきましては、公式サイトに記載されているものに倣いました。 ・妙手の基準及び選考の基準は、あくまで筆者の独断と偏見に過ぎません。また、ここで取り上げなかった手を評価していないという訳でもありません。それらを踏まえた上で、記事をお楽しみくださいませ。
新年あけましておめでとうございます。 突然ですが、「こなたシステム」という戦法をご存知でしょうか? ▲煮干柳葉魚(@niboshisyamo)さんのイラスト。 とても素敵だったのでお願いして掲載許可をいただきました! 「こなたシステム(略して"こなシス")」は先手石田流に対して用いられる後手専用の作戦で、振り飛車党の僕はネット早指しでずいぶん翻弄された苦い思い出があります ▲こなたシステムの基本的な狙い筋と成功例を動画で解説しました。 そんなネットではわりと知名度のある「こなたシステム」ですが、名前の由来や開発者についてはほとんど全く謎に包まれています。 長年のニート生活で培った僕のググりテクで得られた最古の情報は、「2014年のニコニコ将棋中継で、こなシス使いがプロに圧勝した動画」↓ タイトルから「どうやらニコ生発の戦法らしい」ということは分かるものの、生放送は動画と違って"なまもの"な
将棋棋士の藤井聡太二冠の活躍などで将棋に対する関心が高まっています。これに伴い、YouTubeなどに棋譜(対局での駒の動かし方の記録)を再現した作品をアップロードするなど、個人で棋譜を利用する人も増えています。そこで、王将戦を主催する毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟は「王将戦における棋譜利用のガイドライン」を作成しました。利用される場合は、以下のガイドラインに沿って日本将棋連盟に申請してください。 王将戦における棋譜利用ガイドライン 2020年12月14日 日本将棋連盟 毎日新聞社 スポーツニッポン新聞社 1.ガイドライン制定の目的 王将戦主催者(日本将棋連盟および毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社)は、日本の伝統文化である将棋の普及発展を推進するため、王将戦を運営しています。棋戦の対局記録である「棋譜」について、主催者は新聞、出版物、電子媒体、放送媒体で独占的に掲載・利用
棋戦としての「叡王戦」に思い入れはたぶん、ない。 一時期のテレ東以外NHK教育とBSでしか見れなかった将棋を、試行錯誤しながら「エンターテイメント」として育ててきたニコ生(≒dwango)。 一大コンテンツに昇華した電王戦を一般棋戦「叡王戦」として発展解消し、さらに「棋界序列3位」タイトル戦にまで成長させた。 その過程を同時代に体感できたこと。 また番組構成もメール紹介は言うに及ばず、ニコ生の画面コメントを出演した棋士が時折「拾う」ことで生まれるコミュニティ感覚こそが醍醐味というか、「宝もの」だった。 「将棋とネットの親和性」と言われるが、「将棋とニコ生の親和性」に他ならない、と思う。 ニコ生と将棋の融和による結晶としての叡王戦。 叡王戦の段位別予選によって「四段五段」の若手新鋭の死闘、「九段」の達人戦、「七段」の実力者の鬩ぎ合いなど単なるトーナメントとは一味違う趣が現出したのは、発案者康
警戒すべき新しい仕掛けの出現により生まれた新手 将棋のタイトル戦、第33期竜王戦七番勝負(主催:読売新聞社)第2局が10月22日に始まりました。挑戦者は、タイトル獲得100期を目指す羽生善治九段。それを迎え撃つのは自身タイトル初防衛が懸かる豊島将之竜王です。第1局は豊島竜王が制しています。 第2局は先手番の豊島竜王が、得意戦法の角換わりを採用しました。それを真っ向から受けて立った羽生九段は、なんと14手目に新手を披露しました。 新手は△6四歩という一手。この手は確かに前例のない手でしたが、あっと驚く新構想のための一手だったり、まったく未知の局面に誘導するための一手ではありません。事実、結局2手後には前例に合流しています。 ではどういう意味合いの一手だったのでしょうか。答えは「相手の最先端の仕掛けを警戒した慎重な一手」です。 羽生九段が△6四歩と指した局面では、△6二銀と△3三銀という手が多
公益社団法人日本将棋連盟は、ヒューリック株式会社と女流新棋戦「ヒューリック杯 白玲(はくれい)戦・女流順位戦」を新たに創設することとなりました。 また、これにともない、清麗戦の主催をヒューリック株式会社より大成建設株式会社に交代することとなりました。 第1期 ヒューリック杯 白玲戦・女流順位戦は、順位決定リーグ戦と順位決定トーナメント戦にて女流棋士の順位を決定します。そして、順位決定トーナメント戦の1位・2位決定戦を七番勝負で行い、第1期白玲を決定します。優勝賞金は女流タイトル戦最高額の1500万円です。 第3期大成建設杯清麗戦は棋戦方式の変更を行いません。予選を2敗失格で実施し、予選通過4名による本戦トーナメントを行い、里見香奈清麗への挑戦者を決定します。 左から佐藤康光会長、ヒューリック株式会社代表取締役会長・西浦三郎様、大成建設株式会社代表取締役社長・相川善郎様、清水市代常務理事 【
コラムを連載している文春オンラインで、今月の記事が更新されました。 「なぜ女性棋士がまだいないのか」女流棋士の私が考えてみた 今回はとてもデリケートな問題に触れています。 連載をお引き受けした時に、どこかのタイミングで書きたいと思っていた話題です。 恐らく将棋界では初めて女性の生理とPMSに言及した記事になるのではないかと思います。 まず前提としてですが、私の考える1番の理由は競技人口差です。 近年女性は増加傾向にありますが、プロを目指す、具体的に言うと奨励会に所属する比率は、未だ女性は男性の1割未満です。 これがイーブンであればまず間違いなく女性の棋士は誕生すると個人的には思っています。 よく囲碁との違いを指摘されますが、制度が違うので一概に比べる事ができません。囲碁界の女性のお話しも聞いてみたいです。 夫の指摘した部分も難しい問題で、同じ様に教えたら男の子の方が多く将棋を好きになるとし
――棋士とAIの対決をどう思われますか? 将棋ソフトとの対局は大きな話題になりましたけど、将棋ソフトと対決の時代をこえて、共存という時代に入ったのかなと思います。 プレイヤーとしては、ソフトを活用することで、自分自身成長できる可能性があると思っていますし、見ていただく方も、観戦の際の、楽しみの一つにしていただければと思います。今の時代においても、将棋界の盤上の物語は不変のものと思いますし、その価値を自分自身伝えられたらなと思います。 上記は藤井聡太(現)二冠が初めて棋聖位を獲得したとき、記者会見で報知新聞の北野記者から「AI時代の棋士の在り方」について問われ、答えた言葉です。 私はこのセリフを聞いたとき、泣きました。最初は不意をつかれたようにジワっときて、あとはもうボロボロです。後日ツイッターやブログを見ると、同じように涙した将棋ファンが多かったようです。 どうかキモいと引かないでください
羽生理恵🐰うさぎファース党 @yuzutapioka 最近感じる事ですが、もう少し現タイトルホルダーに対してフェアな言葉を選んで接する事は出来ないのだろうかとは毎回思う所。 戦い終えた対局者は心身疲労困憊なので、せめて気持ち良く優しいインタだとよいな…と願っています。 2020-08-20 17:37:33
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