今年も素晴らしい漫画がたくさん出ましたね。10作品に収まらなくて、最終的に30作品を並べることにしました。楽しい。2013年1月1日から2013年12月28日までに出版された単行本から選出しています。では30位から。 30位 ▽ 武富健治『惨殺半島赤目村』(1) 『鈴木先生』の武富健治さんによる新作は、趣味全開っぽい「閉鎖的な村でのサスペンスもの」。都会からやってきた医師・三沢が、かつての観光開発の失敗を聞かされたり(朽ち果てた観覧車!)、村社会の困難に直面したり(住人が集まる居酒屋で「どうも」で挨拶を済ませたら「礼儀を知らん男やのう……」とか詰め寄られちゃう)、謎の事件に巻き込まれたり(子どもが崖に突き落とされたり行方不明になったり)、村の暗部っぽい風習を見つけちゃったり(隔絶された集落と、村営の娼婦小屋)しつつ、自らのサイコメトリー能力で真実に辿り着こうとするが……という正直なところ設
おばあさんが川で洗濯をしていたら、川上から大きな爆発音がしました。 巨大な桃が空から降ってきたのです。持ち帰った巨大な桃を切ると、中から赤ん坊が出てきました。 「桃太郎」と名付けられた赤ん坊は、普段は柴刈りをする温厚な老人、しかしその正体は格闘技の達人でありかつて伝説の暗殺武術「岡山拳」の伝承者として恐れられていたおじいさんから猛特訓を受けながらスクスクと育ちました。 パンチに残像が出てくるようになった頃、おじいさんが何者かの襲撃にあって亡くなりました。鬼が村を襲ってきたのです。 鬼の魔の手がおばあさんに伸びたとき、桃太郎の中にある『血(ちから)』が覚醒(めざ)め、おじいさんからの絶対使わないようにという教えを破って伝説の奥義を繰り出しました。 「岡山拳・必殺奥義――『鈍舞羅虎(どんぶらこ)』!! 吹っ飛ばされる鬼。そして桃太郎は自分の中に凶暴な血が流れていることに気づき始めるのです。ここ
http://natalie.mu/comic/news/105932 ゆうきまさみが原案およびマンガ版を手がけた「機動警察パトレイバー」の実写化プロジェクト、「THE NEXT GENERATION –パトレイバー-」のポスタービジュアルが公開された。 押井守を総監督および監督に迎え、登場人物も新たにした完全新作として制作される「THE NEXT GENERATION –パトレイバー-」。ポスターには実物大のイングラムこと98式AVと・・・(後略) そしてもうひとつ、きのう12月17日は架空の話だが、主人公泉野明の誕生日だったらしい。今回の映画は泉野明とかいて「いずみの・あきら」で、別人だというのがややこしいのだが(笑)。 このキャラクターデザインをした人が、ある企画をしたので、18日の本日には公開されるだろう。 http://ameblo.jp/angel-touch/ こんなことをや
主婦業の傍ら漫画を描き、同人作家を経てメジャーデビューした。30歳で描き始め、ネットと同人誌で腕を磨き、39歳で商業誌デビュー。41歳の今年11月末、初めての単行本「女子のてにをは」が、小学館から発売された。 帯には大きな文字でこうある。「30歳で絵を描き始めた大阪の主婦が41歳にして単行本デビュー!!!」。小学館のサイトには年齢にフォーカスした紹介記事が載り、「30歳過ぎて新しいことに挑戦して結果を出せるなんて」と大きな反響を呼んだ。 本人は年齢への反響に驚いたという。「生きてる限り歳は取るもんやし、自分自身、全然気にしてなかったんです。“30歳限界説”とか、ネットに載った記事の反響で初めて知りました。えっ、そんなんあるの? って。わたしなんてもう、めっちゃ終わってるやんって(笑)」 漫画家としての野望などはなく、かわいい女の子が描ければそれだけで満足だ。「デジタルの恩恵を受けて描き続け
エロカルチャー 2013年12月08日 先月末、エロ劇画界の巨匠・三条友美の単行本未収録ホラー作品集の第二弾『アリスの家』が発売された。三条友美といえば、80年代から本格的な活動を開始したベテランながら、驚異的な画力と徹底したSM描写、破天荒なストーリー展開で熱狂的に支持されたカルト作家の一人。多くのエロ劇画家が筆を折る中、現在も第一線で活躍しているという意味でも特別な存在だ。90年代には少女ホラーに進出し、数多くの恐ろし過ぎる傑作を描いた。熟女系エロ劇画誌「完熟ものがたり」(茜新社)で現在連載中の『人妻人形・アイⅡ』も、近未来SFとエロ劇画を融合させた凄まじい作風が一部で好評を得ている。 そんな彼のホラー作品の中には、過激すぎる残酷描写などが原因で出版社が単行本化を見送った作品が多く存在する。本来ならそのまま埋もれてしまったはずの傑作たちを再び世に送り出したのは、出版社ではなく一個人のフ
実写映画製作が再始動する「進撃の巨人」とメガホンを取る樋口真嗣監督 - (C)諫山創 / 講談社 別冊少年マガジン(講談社)で連載中の人気コミック「進撃の巨人」の実写映画製作が、映画『のぼうの城』の樋口真嗣を監督に迎えた新プロジェクトとして再始動することがわかった。同作は2011年12月に実写映画化が発表されていたが、メガホンを取るはずだった中島哲也監督が2012年に降板。新たな監督探しが進められていた。 一旦は白紙となっていた実写化企画が製作発表から約2年で再始動。プロジェクトチームも一新され、脚本はテレビドラマ「ブラッディ・マンデイ」や映画『GANTZ』シリーズの渡辺雄介、そして映画評論家の町山智浩がタッグを組んで担当。2014年夏の撮影を予定し、2015年の全国公開を目指す。製作陣はすでに原作者である諫山創とも打ち合わせを重ねており、諫山は自ら脚本や映画版に登場するキャラクターのアイ
やさしさアンチックはどんなフリーフォント? フリーフォントのやさしさアンチックは、自由にダウンロードし、商用・非商用問わず使用できます。 「アンチック体」とは、ゴシック体の漢字にあわせた太い明朝体の「かな」が組み合わされたフォント。 通称「アンチゴチ」として、マンガの吹き出し、辞書の見出しや絵本などに多く用いられています。 普通のアンチック体よりも太さの差が少なく、漢字との統一感が高いデザインの漫画用フォントです。 同人誌やコミックなどのセリフ文字を中心に、ぜひご使用下さい。 このフリーフォントをご使用になるには、ダウンロードファイルに含まれる 「M+FONT-TESTFLIGHT」「IPAフォントライセンス」の内容を読みください。 It is requested to read and accept “IPA Font License and M+FONT” before downloa
学問を好み、伝統を愛してその歴史を紡いできたまち、金沢。 工芸が今も生活のなかに息づくこの地は、ものづくりのまちでもあります。 金沢美術工芸大学は、戦後の困難な時代のなか、 人のつくる力を信じる金沢の市民が、その心でつくった大学です。 この大学には、「手で考え、心でつくる」ということばがあります。 ここで教鞭をとったある教員が残したこのことばは、ものをつくることが 「つくりながら、試み、考える」ことであること、 「心をこめて」行うことであることを教えてくれます。 この大学で、たくさんの先輩たちが 「つくりながら、試み、考える」ことを繰り返し、 「心をこめて」作品をつくりあげ、世界へ飛び立っていきました。 「手で考え、心でつくる」。 今日も金沢美術工芸大学では、このことばのもとで、 学生たちが学び、鍛錬を重ねています。 ものをつくること、そして ものをつくることについて真剣に考えること。 そ
(註 連載開始前の読み切り作品を読んだ時点の感想であり、連載およびアニメ版や実写版を含めたその後の展開については述べていません。あらかじめご了承ください) 前回: 障害者を“記号化”する健常者の「レイプ・ファンタジー」〜大今良時『聲の形』 http://d.hatena.ne.jp/herfinalchapter/20130224/p1 今年2月、「週刊少年マガジン」第12号(講談社)に読み切りとして掲載された大今良時『聲の形』が、約半年の準備期間を経て、今月7日発売の第36・37合併号から連載を開始する。 それに先駆けて、今号(35号)の「少年マガジン」では編集部による作者のインタビューを掲載。併せて、芳林堂書店高田馬場店店員の天野能宏、SHIBUYA TSUTAYA店員の坂間大祐、声優の神谷浩史らによる「応援メッセージ」や、連載第1話からの先行カットも紹介している(P.18 ※以下、強
なんかある記事読んだらおいふざけるなよと思ったついでの、最近のプロレスを取り扱った漫画や映画を通して見通せる、現在のプロレスを見る目線のある種の薄気味悪さに関して。 長らくプロレスというのは日本のサブカルチャーへの影響に関して漫画では梶原一騎から果てはももいろクローバーまで多岐に渡り、オレがブログを始めるまでにプロレスのことなど調べるようになったのもとあるゲームクリエイターがインスピレーション元に大きく置いていたのを調べたことがきっかけだった。だが、近年のプロレスの影響力というのはそうしたインスピレーションの爆発力や影響度に欠けるのも否定できない事実だ。 ではそんな近年のプロレスを、ほかの漫画や映画といったカルチャーはどう描いているのか?というのを時々目にするのだが、これがもうはっきり言って目も当てられないほどに揃って薄気味が悪いとしか言いようがない。 プロレス格闘技系で非常に長く運営して
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