尻から糸を出すスパイダーマンというのがあってもいいはずだ。 そもそもね、手首から出すなんて、あまりにもご都合主義だと思うんだよ。やはり、ハードSF的には尻から出すべきだ。だとすると、あのコスチュームは、尻のところを丸く切り取っておかねばならない。クレヨンしんちゃんじゃあるまいし、糸を出すたびにズボンを下ろして尻を剥き出しにするわけにもいかないだろう。 “尻から出す”といっても、リアリズムを追求するなら、肛門から出すわけではない。ほんもののクモは、三対の出糸突起(糸疣)なる器官から出すのだそうだ。ということは、ピーター・パーカーには疣痔になってもらわねばなるまい。 遺伝子操作を施されたスーパーグモに噛まれたピーターは、高熱を発して気を失う。目を覚ますと、全身が毛深くなっている。腕や脚は以前にも増してひょろひょろになっており、腹だけが餓鬼のように膨らんでいる。尻が痛いので鏡に映して見てみると、
おもうのだが、座薬ってちょっとすごい。 そのコンセプトとでもいうか。体内吸収っていったら常人なら口って考えるところをあえて逆ばりで尻。しかも効き目は飲み薬よりも強力。なんでなんで? 効き目が体内をどう伝播するかわからない。ちょっとすごい。 体内の吸収部門(腸?)に近いじゃんっていう指摘もわかるけれども、でも困難がおおすぎる。鯉の滝登りを超えてる。ましてや前方にはビッグマテリアルが待ち構えている可能性だってなきにしもあらずなのに、あえて立ち向かう。あえて尻。あわよくば尻。 そう考えると、飲み薬はダメだ。あいつぁ軟弱すぎる。低きに流れるをよしとするその態度。いつか腸にたどり着いて効果発揮しますよーてきな「明日できることは明日やりましょう感」。まったく薬の風上にもおけないとはこのことである。 また座薬には精神効果もある。投与の瞬間ある種の敗北感が生まれるのだ。うわぁ、やられたぁ、すんません、今日
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