February 11, 2023 | Architecture, Travel | casabrutus.com | text_Housekeeper その気候や風土の影響、さらに戦後コンクリートが広く普及した経緯などから、独自の発展を遂げてきた沖縄の建築群。市庁舎から美術館、アリーナ建築まで、いつかは訪れたい沖縄の名建築10選を紹介します。
『カーサ ブルータス』2023年7月号より June 18, 2023 | Architecture | a wall newspaper | photo_Yoshikazu Shiraki text_Housekeeper 2027年の「菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭」に合わせ、約3年間におよぶ「御本殿」の大改修を開始した太宰府天満宮。それに合わせ、改修期間中に参拝者を迎え入れる「仮殿」が、藤本壮介の設計によって完成した。仮殿に向かい合い、真っ先に目に入るのは、屋根の上に生い茂る木々だ。その発想は一体どこから来たのだろうか? 「今回、宮司の西高辻信宏さんからオファーをいただいた際、伝統的な神社の形式ではなく、現代建築で仮殿を作りたい、というお話がありました。ただ、1100年以上の歴史がある太宰府天満宮に新たな建物を加えるとなると、どうしても違和感が生まれてしまう。その時に、
『カーサ ブルータス』2021年4月号より April 8, 2021 | Art, Culture | a wall newspaper | photo_Satoshi Nagare text_Mari Matsubara stylist(Okamura)_Yoshiyuki Shimazu Hair & Make(Okamura)_Harumi Masuda 今年15周年を迎える〈ライゾマティクス〉が東京都現代美術館で個展を開催中。その創設メンバーの1人である真鍋大度の活動に、〈ライゾマ〉結成以前から注目していた岡村靖幸。仕事の場以外でも“2人だけのDJ大会”などで戯れ合う仲のいい2人に、展覧会のこと、エンタメとアートのこと、テクノロジーなどについて語ってもらった。 時折開催されるオンラインDJイベントでおなじみ、真鍋大度の仕事部屋を岡村靖幸が訪問。3,000枚のレコードを
都内の名建築の数々を、その場所でいただける名物グルメとあわせて紹介した甲斐みのりの著書『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築散歩』。以前にCasa BRUTUSでも紹介したこの本が、なんとドラマの原案に。『名建築で昼食を』(テレビ大阪/BSテレ東、全10話)は、有名建築家を父に持つ建築模型士の植草千明(田口トモロヲ)と、広告代理店に勤務し将来はカフェ開業を夢見る春野藤(池田エライザ)がともに10の名建築を巡って、空間を味わい、その背景を学び、食を楽しむ。アドリブを交えたドキュメンタリータッチの映像を通して建築を堪能することができる、新たな切り口の“建築ドラマ”だ。 紹介される建築は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが手がけたアール・デコ調のホテルから、前川國男や吉村順三、さらにはフランク・ロイド・ライトといったモダニズムの巨匠たちの作品、さらには安藤忠雄による図書館まで幅広い。今回は、第4話
April 24, 2020 | Fashion, Art, Culture | casabrutus.com | text_Keiko Kusano 2019年9月、約1ヶ月にわたって東京・原宿の「ポップアップ・ラジオステーション」から発信し続けた、あの伝説の『ラジオエルメス』の再放送がはじまりました。 本日4月24日から約2週間にわたって、インターネットラジオ『ラジオエルメス』の番組の一部が再放送される。番組内容はもちろん、2019年当時のもの。エルメスのメンズの世界観を、ファッションを軸に、音楽、アート、デザイン、食、旅、文学など、さまざまなテーマに沿って、各界の魅力的な人々が登場するオリジナル番組が、朝10時〜22時までノンストップで放送される。あのときの雰囲気を振り返りつつ、聞き逃してしまった番組を聞けるチャンスとなるはず。番組内容詳細は公式サイトからご確認を。 【ゲスト】(順不
柳宗悦先生に見せた第一作です。 1948《紅型風型染布》素材/木綿 寸法/縦266×横124cm「染物をやろうと決心して、芹沢先生に師事した頃、家にあった布を引っ張り出して作りました。沖縄の紅型を意識した小紋は、とても手間がかかっています。柳先生に見てもらった初めての作品です」by SAMIRO YUNOKI よい模様とは直観で捕らえられた本質的なものの姿である」*と語ったのは日本民藝館の創設者、柳宗悦。そのお題に応えるべく、染色家・柚木沙弥郎の個展が同館で開催されている。 柳の民藝思想に共鳴し、染色工芸家の芹沢銈介に師事したのが、1948年。それから70年、今も制作活動を続ける。近年は版画、絵本、ガラス絵など、様々な分野での活躍も目覚ましいが、今回は創作の原点となる“染色”に焦点を当てた。柚木はこう語る。 「民藝は僕の根っこでもある。柳先生と出会い、染色家の道を志した自分にとって、これは
JR小倉駅から車を北西に20分ほど走らせゲートをくぐると赤茶けた建物が並ぶ広大な工場の敷地に入る。その中にネコの頭部が3つ並んだような、ひときわ特徴的な“顔”の建物がある。戦時中の1941年築。当時の表記は日本製鉄株式会社八幡製鉄所戸畑ロール旋削工場。現在は新日鉄住金の子会社の日鉄住金ロールズが管轄、ロール加工工場と呼ばれている。 「工場という制約が多い施設ですが、機能性を追求しながら村野独自の工夫もなされています」 笠原さんは建物の魅力を語る。そのポイントは屋根。 「屋根の構造体をハサミ形に交差させ、その端に斜めの開口部を入れています。部材の数を減らすためでしょう。また開口部を斜めに入れたのも、垂直にする場合より多くの光を内部に取り入れることができるからだと考えられます」 ネコ耳のように屋根の一部が付き出すデザインは合理性にのっとったものだと笠原さんは考える。3つの棟は中央が最も高く、南
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