タグ

ブックマーク / srad.jp/~yasuoka (11)

  • 「うなぎを浜松に食べに行く」は係り受け解析できるのか | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の6月22日の日記の読者から、「うなぎを浜松にべに行く」は係り受け解析できるのか、という質問をいただいた。Catena Inseparability付きのUniversal Dependenciesで示すと、以下の通り。 # text = うなぎを浜松にべに行く # catena_inseparability = 7<5<1<3<6<2<4 1    うなぎ    うなぎ    NOUN    名詞-普通名詞-一般    _    5    obj    _    SpaceAfter=No 2    を    を    ADP    助詞-格助詞    _    1    case    _    SpaceAfter=No 3    浜松    浜松    PROPN    名詞-固有名詞-地名-一般    _    7    obl    _    SpaceAft

  • 「令和」の典拠は日本古典なのか漢籍なのか | yasuokaの日記 | スラド

    私(安岡孝一)の昨日の日記の複数の読者から、「令和」の典拠は日古典なのか漢籍なのか、という趣旨の御質問を複数いただいた。いや、その、漢文(古典中国語)って質的にコピペ文化なので、どれが典拠とか普通はわからないと思う。 試しにKanripoで「令和」を文字列検索してみると、こんな感じ。古いところだと、『撰集百縁經』卷一の佛説法度二王出家縁に「能令和解」という用例があるらしい。この用例における「和」は「知」の別体なのではないか、とする説があるものの、とりあえず、私が返り点を打つなら「能令㆑和㆑解」あたりだろうか。 一方で、『萬葉集』卷五の「初春令月、氣叔風和」には、たぶん返り点が要らないと思う。その点では、まあ『萬葉集』の方が、日人好みなんじゃないかなぁ…。

  • Re: 氏名における「髙」や「𠮷」や「乭」 | yasuokaの日記 | スラド

    秋田県立図書館で『読売新聞』をチェックしていたところ、8月17日朝刊(東京/秋田版、第51223号)p.2に「名前 漢字絞り込み」という記事を見つけた。8月16日夕刊の記事のダイジェスト版のようだが、ダイジェストしすぎて、一部が誤報と化している。特に以下の部分。 ただ、氏名に使われている約6万文字のうち、日工業規格(JIS)でコード化されたのは1万50文字しかなく、多くの自治体は「外字」と呼ばれる特別な文字を作ってデータ入力している。 その「1万50文字」が、JIS X 0213の第1・第2・第3・第4水準漢字のことだとすると、JIS X 0212やJIS X 0221を無視するのは、かなりヒドイと思う。「坥」とか「珵」とかJIS X 0212でコード化されてる漢字を、見たことが無いのだろうか。あるいは「髙」とか「𠮷」とか「乭」とか、JIS X 0221でコード化されてる漢字を、見たこ

  • 氏名における「髙」や「𠮷」や「乭」 | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の『読売新聞』夕刊(東京版、第51222号)のトップに「電子行政 名前の漢字集約」という記事を見つけた。 政府は、行政の電子手続きに使う氏名の漢字を現行の約6万文字から、約1万文字に絞り込む方針を固めた。オンライン化を加速するためだ。たとえば、インターネットを使った納税などで氏名を記載する場合、渡边の「边」は「辺」と表記することにする。全国の自治体も足並みをそろえる必要があり、近く指針を公表する。

  • 日本の法令における「一日」と「二十四時間」 | yasuokaの日記 | スラド

    ネットサーフィンしていたところ、『東京五輪終わっても「サマータイム」恒久的運用へ』(スポーツ報知、2018年8月8日)という記事に、面白いことが書いてあるのを見つけた。 ◆夏時間への切り替え方 導入初日を4月の最初の日曜日とした場合は午前2時に2時間進め午前4時に合わせる。夏時間が始まる日曜日は1日が22時間になる。10月最後の日曜日をサマータイムが終わる日とした場合は午前4時に2時間戻し午前2時に合わせる。この日は1日が26時間となる。 いや、それは、かなりマズイことになると思う。現在の日の法令は、そのほとんどが「一日」を「二十四時間」だと仮定していて、しかも、同じ時刻が二度存在しないことを、大前提としているからだ。たとえば、戸籍法施行規則第二十一条第七号。

  • 新たな元号は常用漢字に限るべきか | yasuokaの日記 | スラド

    2016年8月10日の日記の読者から、新たな元号は常用漢字表の範囲に収めるべきだ、との御意見をいただいた。いや、それ、私(安岡孝一)に言われても困るのだが、だとすると可能性があるのは「日愛」「才屋」「才及」「日音」「木奇」「口因」「欠」「音員」「口貝」「日央」「言永」「馬尺」「豊色」「日王」「木黄」「小意」「月意」「力口」「女家」「革化」「言果」「虫文」「我」「小毎」「木戒」「糸会」「土鬼」「木皆」「言皆」「小既」「木既」「木市」「才広」「木各」「車交」「口赤赤」「才舌」「車害」「金兼」「月干」「甚力」「土甚」「木官」「小貫」「小感」「官」「舟監」「金監」「王元」「山支」「糸己」「車九」「言己」「走己」「夫見」「才軍」「光軍」「木幾」「馬奇」「才支」「才疑」「牛義」「言義」「口契」「言吉」「月却」「口及」「糸及」「王求」「糸合」「才巨」「才処」「言牛」「足巨」「口今」「馬区」「才屈」

  • 法令の号を細分する場合には「イロハ」を使う | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の日記の読者から、『新訂 ワークブック法制執務』(ぎょうせい)を読むべき、との御連絡をいただいた。さっそく京都大学附属図書館に降りてきて、5版(平成26年2月25日発行)を読んでみたところ、問87(pp.210-211)に、法令の号を細分する方法が書かれていた。 問87 号を更に細分する場合には、どのようにするのか。 答 号は、「一、二、三……」と号名を漢数字で表すが、号の中を更に細分して列記するときは、まず、「イ、ロ、ハ……」を用いる。これを更に細分して列記するときには、「⑴、⑵、⑶……」を用いた例、「㈠、㈡、㈢……」を用いた例があるが、現在では、「⑴、⑵、⑶……」を用いることに統一されている。これを更に細分して、「(i)、(ii)、(iii)、………」を用いて列記した次のような例もある。 なお、連続する四以上の号の細分〈問87 参照〉を繰り下げる場合については、従前は一括して繰下げ

    法令の号を細分する場合には「イロハ」を使う | yasuokaの日記 | スラド
  • 「出生届」の「よみかた」欄 | yasuokaの日記 | スラド

    一昨日の日記の読者から、「出生届」の子の氏名に「よみかた」の欄が追加されたのはいつなのか、という主旨の質問をいただいた。私(安岡孝一)の知る限り、1972年2月14日付の法務省民事甲第905号通達「出生届書中事件人の氏名欄に「よみかた」欄を設けること等について」以降のことだろう。一部、抜粋してみよう(cf.『戸籍』第308号pp.61-70、第309号pp.72-73)。 「よみかた」欄を設ける届出事件は、出生、就籍、帰化、氏名の変更とする。 「よみかた」欄は、右各届書中事件人の氏名欄の上部に設ける。 「よみかた」については、住民基台帳の事務処理上記入させるものであり、名の傍訓とは異なるものであることを明らかにするため、記入上の注意として、届書用紙の欄外適宜の箇所に「よみかたは、戸籍には記載されません。住民票の処理上必要ですからかいてください。」との趣旨の文言をあらかじめ印刷しておく

  • H2.10.20法務省民二第5200号通達に対抗するには | yasuokaの日記 | スラド

    Yahoo!知恵袋のこの質問での私(安岡孝一)の回答を読んだ方から、「該当の字」が掲載されている漢和辞典が見つからなかったらどうすればいいのか、という趣旨の質問をいただいた。問題を少し整理してみよう。 H2.10.20法務省民二第5200号通達に基づき、戸籍の氏における「該当の字」が「正字」に変えられてしまった場合、対抗する手段は大きく3つある。1つは「該当の字」が掲載された漢和辞典を見つけて、戸籍を担当する市役所(区役所・町役場・村役場)に持ち込む方法。もう1つは、戸籍地を管轄する家庭裁判所に、戸籍訂正を申し立てる方法。最後の1つは、戸籍を担当する役所/役場の住所地を管轄する家庭裁判所に、市町村長の処分に対する不服申立をおこなう方法。最初の方法については、ここに詳しく書いておいたので、残る2つの方法について説明しよう。 2つ目の方法は、役所/役場から「該当の字」の変更について、変更時点で

    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2011/08/18
    そしてその後の補足
  • キーボードの歴史 | yasuokaの日記 | スラド

    『キーボード配列 QWERTYの謎』(NTT出版、2008年3月)にも書いたが、歴史的に見ると、QWERTY配列の成立には10年以上の歳月がかかっている。とりあえず『キーボード配列 QWERTYの謎』から、それらのキー配列を順に抜き出しておくことにする。 2 3 4 5 6 7 8 9 - A E I . ? Y U O , B C D F G H J K L M Z X W V T S R Q P N

  • 常用漢字1945字と人名用漢字983字 | yasuokaの日記 | スラド

    人名用漢字の新字旧字の読者から、泉幸男の『日領』(彩雲出版, 2006年9月)を読むように、との指摘があった。読んでみたのだが、少なくとも人名用漢字に関しては間違いだらけで、読むに耐えないシロモノだった(pp.84-85)。あまりにひどかったので、以下に晒しておこうと思う。 いつになっても「足りない」と不満の声がある人名用漢字。すったもんだの末、平成十六年九月二十七日に四八八字も増やしたのに、「矜」の字を入れそこねていた。子を「矜持」と名づけようとした親が役所に拒否されて、訴訟沙汰になっている。 「矜持」事件(最高裁判所 平成18年(オ)第1519号 平成18年10月27日判決)のことを言っているように思えるが、だとすると、佐屋町役場が「矜持」の出生届を拒否したのは、平成12年5月のことだ。しかも、この親が佐屋町長を相手どって訴訟を起こしたのも、同じ平成12年のことだ。平成16年の人

  • 1