1984年の日本シリーズ、阪急のキャッチャーは2年目の藤田。黒星が先行した時、解説者が言った。「阪急がこのシリーズ勝とうと思えば、キャッチャーをベテランの(名前忘れた)に代えないといけませんね。」 藤田はそのままマスクをかぶり、結局阪急は日本一になれなかった。こんなセリフも聞いたことがある。一人前のキャッチャーを育てるには1シーズン捨てなければならない。その代わり一度育てれば10年使える。 キャッチャーを育てるというのは、それくらいコストがかかる。常に新しい局面に対峙し、チームをコントロールできる人材を育てるためには、失敗すると分かっていても、場数を踏ませなければダメだ、ということだ。 バブル崩壊以後、人材の教育を怠ってきたためか、この辺の新しい局面に随時対処できる奴が減っている。(正確にはバブル期も~失敗しても景気がいいからなんとかなるのでイケイケどんどんでも痛い目に会わせずに済んだので