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ブックマーク / kurokawashigeru.air-nifty.com (7)

  • 8/30 都会の人の払う電車賃だけで複々線化は進んだか - きょうも歩く

    八代尚宏「新自由主義の復権」を読んでいる。このを紹介していただいた濱口桂一郎さんのブログではそこそこ高い評価をしているが、私はやはりイデオロギーにがんじからめになっているものの見方が随所に見られるところを感じるし、公共投資に関しての考え方は全く間違っているように思う。 p79で、都市部の鉄道の利益は都市部の投資に回されるべきだった、と書いていてそうすれば都会の通勤混雑はいまほどひどくなかったかのようなことを書いている。 しかし現実を見ればそれは違うことがわかる。東京にしても関西にしても複々線化は国鉄の方が先行し、一番遅い総武線でも国鉄時代の1979年に終了している。それが都会の運賃でまかなえたかということには、wikipediaなどでは疑義を呈する書き込みもされている。分割民営化時に処理に苦しんだ累積債務額はこのときの複々線化の投資五方面作戦によって膨らんだという説がかかれている。 一方

    8/30 都会の人の払う電車賃だけで複々線化は進んだか - きょうも歩く
  • 2/1 最近の公務員賃金の議論のふっかけられ方の問題 - きょうも歩く

    仕事柄、公務員の待遇についてあれこれ言うことは控えたいと思っているが、最近、聞き捨てならない言葉に「公務員賃金を民間並みに」という言葉がある。考えれば考えるほどおかしな表現なのである。公務員賃金を議論する際に、賃金の基的な考え方が全く考慮されておらず、とんでもないプロパガンダ目的の比較軸で論議を展開していると感じる。 そもそも公務員賃金は現在のところ人事院勧告によって決定し(正確には自治体の人事委員会もある)、それは民間賃金の統計の結果によって決定している。その算式や集計のやり方がおかしいから変えろという議論が成立しても、「民間並みに」というのは、今がそうなのに何を言っているのか、と思わざるを得ない。何か根拠あるのかと思う。 公務員賃金を下げたい人は、民間並みなんて混乱すること言わずに、もっと安く働かせろ、というのが正しい表現ではないのだうろか。 同一価値労働同一賃金という話と、民間並み

    2/1 最近の公務員賃金の議論のふっかけられ方の問題 - きょうも歩く
    kaionji
    kaionji 2011/08/14
  • 10/9 郊外型大型店の問題ではりふれ派も新古典派も同根 - きょうも歩く

    若手の経済学者に尊敬できる人が少ないなぁとつくづく思う。現状打破しようとしながらも、ステレオタイプな理屈におぼれすぎ。 今度は飯田泰之。 大畠章宏経済産業相が、商業の大規模化で地域社会が崩壊している現状をみて、大規模小売店舗法の復活のようなことをぶちあげたら、twitterで、 そしてやっと出た「成長戦略」は大店法復活ですか……もうなんだかすてばちな気分. 約5時間前 webから 地元商店街はオーナー家族以外の「雇用」は作りませんが,大規模店は商店主の家族以外にも雇用の門戸を開いてくれます.民主党の「地域社会」における市民は地主階級のみ.古代ローマみたい. 約5時間前 webから 規制開始時点の有力者様の支配が続いたあげくの「地域社会の崩壊」だった気がしてならねぇ. 約4時間前 webから で寄せられたコメントを引用し torakare 「自生的に」発展していった経緯をよしとするなら、必要

    10/9 郊外型大型店の問題ではりふれ派も新古典派も同根 - きょうも歩く
    kaionji
    kaionji 2010/10/09
  • 9/26 大手マスコミは検察特捜のシステムの問題ととらえたくない態度見え見え - きょうも歩く

    大阪地検の証拠偽装問題が、案の定、マスコミでは前田容疑者の個人的資質として報道されている。 朝のテレビでも、政治評論家の岸井氏が「巨悪とたたかう検察にあってはならないこと」などと批判していたが、政治評論をやっていてインサイダーや当事者の情報と接する機会があれば、社会の悪とたたかう検察特捜はその目的のためなら証拠や事実と違う供述書を作っているというのは常識中の常識で、しらじらしいこというなぁと思っている。佐藤優氏の著書を読めば、事実より高い方にも低い方にも調書で話を作り上げていく過程が記述されている。それは今回の容疑となった一件と境目のないことである。これはシステムの問題であるし、政治家クラスを捕まえるんだ、という組織の使命においていることに問題があるのだろう。 しかし、検察の捜査情報の漏洩をネタに取材活動をしている大手マスコミとしては、システムの問題ととらえて正面から検察特捜批判をしたくな

    9/26 大手マスコミは検察特捜のシステムの問題ととらえたくない態度見え見え - きょうも歩く
  • 11/16 週刊ダイヤモンドの書き散らし保育談義 - きょうも歩く

    経済誌・週刊ダイヤモンドが「新規参入は断固阻止!! 保育園業界に巣くう利権の闇」(週刊ダイヤモンド編集部 清水量介)といった記事を掲載している。 記事として問題なのは、取材した内容がなく、論評しかないことである。それなのに客観的事実のように装って、一方的な断定で、特定のイデオロギーに偏った書き方を進めていく。 この記事のタイトルにあるように、保育所に利権なんかあるんだったら、ありあまるぐらい認可保育所が増えているだろう。保育所を建設する土建屋以外と、保育所の入所あっせんを請け負う悪徳地方議員以外に利権なんかほとんど発生しようがないところに、保育所問題が市場原理で解決できない難しさがある。 記者なんだから保育所の財務分析ぐらいしてみたらどうよ、と言いたい。 記事中に私腹を肥やす認可保育園などという言葉が出てくるが、何を裏取ってそんな記事を書いているのだろうか。営利企業にこんなこと書いたら訴訟

    11/16 週刊ダイヤモンドの書き散らし保育談義 - きょうも歩く
  • 9/7 保育所の待機児童数、調査開始以来最高 - きょうも歩く

    保育所の入所申請をして、その資格を認められながら保育所に入れない待機児童数が、調査始まって以来の最高水準になったというニュース。 待機児童数が、以前は無認可保育所通所児童なども含めて計算されていたのに、最近は、無認可保育所に通所している児童は計算外になって緩和されたにもかかわらず、高水準になったということは深刻な事態である。 今回は、無認可保育所にも入れない、という事態のようだ。 ●あんまり前原派の政治家をほめたくないが、この件でNHKニュースに民主党の福山哲郎参議院議員が出ていた。コメントの内容が、政治家として一流だと思った。残念だが、保育に関してはあと一歩。子ども手当の正当化に縛られ、子どもというと生活より教育が先行してしまうものの考え方にとらわれているところがあと一歩だった。 よかったところについては、どんな環境であれ、どんな親の子であれ、子どもが大切にされなくてはならないということ

    9/7 保育所の待機児童数、調査開始以来最高 - きょうも歩く
  • 2/22 貧困の罠 - きょうも歩く

    ●東洋経済「貧困の罠」を読む。これまでニューエコノミー崇拝だった東洋経済も、少し方向転換したのだろうか。切り口がとてもよい。福祉や社会保障の落とし穴をひととおりおさえてある。 グラフや表も興味深い。OECD加盟国で日人は最も孤立度が高いことは、朝霞市の地域福祉計画の調査結果と重なる。朝霞市の数字は、OECDの数字をさらに上回る孤立度だった。それから、学校にかかる経費。前から思っていたけど、ランドセルとか制服とか、学校が押しつけるなら学校が買えと思ってきたけど、やっぱり保護者の負担になっている。 文の中では、所得再配分のための増税論をとなえる橘木さん、貧困層を排除した社会保険主義の誤りを指摘する岩田正美さん、生活困窮者を門前払いする北九州市のレポートが読みごたえある。 社会保険については、社会保険庁職員に対する魔女裁判とも言えるような「社会保険庁改革」ばかりが推進されているが、質的なこ

    2/22 貧困の罠 - きょうも歩く
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