東日本大震災が起きて以来、“節電”というキーワードが頭から離れないのは皆さん同じだと思う。 だからこそ、今こういった物が脚光を浴びている。 株式会社有紀(福島県会津若松市)が開発した『オートドアゼロ』は、電気を使わずに開いたり閉まったりする“電気不要の自動ドア”。 ……って、どういうドアなのか? もちろん、ドアの前に立って開くのを待つのは通常の自動ドアと同様。すると、ドアの前にある踏み板が約2センチほど沈み込む。そして、「グイ~ン」と扉がオープン。はい、いらっしゃいませ! 実はこの自動ドア、電力ではなく“人の重さ”の力を採用しているんです。原理は、まさに“てこ”。 まず踏み板の上に立つと、その重さでシーソーのようにドア下にあるピンが上がる。するとドアの中のレールが滑り、その力でドアが開くという按配。「踏んだ力」が、そのまま「開く力」となるわけだ。 そんな『オートドアゼロ』が特許を取得したの