フランスにあるサン・ベネゼ橋。アヴィニョンとヴィルヌーヴ=レザヴィニョンをつなぐ橋であったが、戦争で破壊。その後再建されたものの維持ができなくなったため劣化。 落橋(らくきょう、らっきょう)とは、橋が落ちることである[1][2]。一般には音便化して「らっきょう」と呼ばれる。 概要[編集] 一般的な橋梁は上部構造(橋桁)と下部構造(橋脚・橋台)との間は支承と呼ばれる衝撃吸収構造材で点的に支持されており、剛結構造とはなっていない。このため、橋全体に大きな外力(暴風や地震など)が加わると、上部構造と下部構造の挙動にずれが生じ、下部工から上部工が浮き上がって橋桁がずれたり外れたりすることがある。これが『落橋』状態である。この場合、上部構造(橋桁)そのものは限りなく無傷に近い状態であることが多い。 落橋のメカニズムには様々なものがあるが、橋の構造設計計算自体に問題のあった初代タコマナローズ橋のような