はじめに テスト担当者と開発担当者との会話。 テスト担当者:「この状態の時にこの動作を行うと、結果としてどういう状態に遷移すれば仕様として正しいんでしょうか。仕様書に記載がないので…」 開発担当者:「どれどれ、うーん、本当だ。記載がないね…。俺もわからないや。テストした結果を仕様書に記入しておいてよ。それが仕様だから」 テスト担当者:「…」 この話が「あり得ない話」なのか「よくある話」なのかはさておき。今回の話題は、「状態遷移テスト」です。 状態遷移テストとは 「状態遷移テスト」とは、状態遷移図と状態遷移表をもとに行うテストの総称です。私たちテスト担当者は、機能テストやシステムテストにおいて状態遷移図や状態遷移表を作成して、ソフトウェアが「正しく」設計仕様どおりに動くかどうかをテストします。 ですが、この「設計仕様書通りに動く」というところがなかなか難しいところです。冒頭の会話にもありま
イントロダクション:貴重な解析結果を無駄にしないために 信頼度の低い枝を含んだ進化系統樹を作ったことはありませんか? 近年の大規模な配列データの蓄積によって,進化系統解析は生物学における「日常的作業」となりました. 進化を直接の主題としない研究において,これらの解析結果を用いた議論を要求されることも少なくありません. 実は進化系統解析において,一つの確かな系統樹が推測されることは多くありません. むしろ一般に,複数の候補系統樹群が作成されます. 特に近年では,全配列情報であるゲノム情報を用いた解析を行った場合でも,この曖昧性を解消できないことが多いことが明らかになってきました. このことは,進化系統解析において曖昧性が不可避であり本質的なこと,すなわち, 一般に進化系統関係は単一の系統樹によってではなく複数の可能な系統樹群として表現され,理解されるべきであること,また, 古典的な分岐のみを
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