良いご質問ありがとうございます。 グルーオンは質量は測定されておらず、あくまで、0だと予想されて います。グルーオンの質量を示唆するデータがないためです。 グルーオンは強い相互作用の色電荷を持つため周囲に無数の クォーク・反クォーク対を生成しては対消滅を繰り返しています。 このためグルーオンは遠くまで飛ぶことができません。飛んでいる間に クォーク・反クォーク対を生成し、それが中間子になり元のグルーオンは エネルギーを失い消滅します。 一つめのご質問のグルーオンが質量 0 なのに短距離力なのは相互作用が あまりに強いためです。結果として原子核内の力はグルーオンではなく 質量を持ったπ中間子が担っています。 おそらく、ご質問の本質はなぜグルーオンには質量を与えられずウィーク ボソンのみが質量を持つのかということと思いますが、申し訳ありません が、私には解かりません。質量の起源がヒッグスだとする