その姿形のインパクトから、人魚やシーサーペントなどの海の伝説生物のモデルとなったとされる、深海魚「リュウグウノツカイ」。遊泳シーンの映像は世界的に見ても珍しいのですが、10分以上の撮影に成功した動画が6月6日にYouTubeへ投稿され、8日で約140万回再生と注目を集めています。 動画は2011年8月、油汚染調査の無人探査機によって撮影されたもの。リュウグウノツカイはライトに反射して白銀に光り、タチウオのような細長い体をのばしながら、背びれを絶えず波打たせながら深海を進みます。映像から大きさは分かりかねますが、一般的に全長は3メートル前後、大きいもので約10メートルとのこと。体に入った青白い線条体といい、異形の姿には神秘性を感じずにはいられません。 普段は水深200~1000メートルの中層にいますが、今回のものは62メートル地点で発見されたそうです。こうしてまれに海面付近まで上がり、海岸に