ヤツメウナギ(八目鰻、lamprey)は、脊椎動物亜門・円口類・ヤツメウナギ目に属す動物の一般名、ないし総称であり、河川を中心に世界中に分布している。 円口類はいわゆる「生きた化石」であり、ヤツメウナギとヌタウナギだけが現生している。 形状が一見似ているウナギとは根本的に異なる動物で、さらに「狭義の魚類」[1]からも外れており、脊椎動物としても非常に原始的である。3億年前から命脈がある。 生物学的特徴[編集] 概要[編集] スナヤツメLethenteron reissneriの成体。 顎口類の姉妹群である円口類に属し、一般には数少ない現生の無顎類の一群である。 ヤツメウナギは全ての種が細長く、体の断面が楕円形といった言わば「ウナギ型」の外見であるため、一般にはしばしばウナギと混同されがちで、和名にもそれが如実に表れている。ただし、顎口類に属すウナギ類とは無縁と考えても良い動物であり、生物学