家の外を歩いているとき、たいていはほかの人や車が来ないか前後左右を注意するくらいで、なかなか上には気が行かない。“降る”といえば雨や雪といったところだが、まれに動物や物体など、想像もしなかった“何か”が降って来る話もあるから、世の中分からないものだ。では1月から、飛行機の落とし物と思われる排泄物の塊が家を直撃するトラブルが4件立て続けに発生した。これまでにも飛行機から糞便が氷となって落下するケースは世界各国から多数報告されているが、今回は短期間に狭い範囲で落下が相次いでいることに、市民も航空当局も困惑しているという。 独紙ザ・ローカルやビルドなどによると、この一件は、ドイツ南部のバイエルン州とバーデン=ヴュルテンベルク州、東部のザクセン州でのこと。幸い、いずれも住宅の庭や屋根に落下したため、けが人の報告はないというが、バイエルン州に落下した塊は「重さ2キロ」に達するなど、いずれも人に直撃し