富士フイルムホールディングス<4901.T>が一時前日比140.5円高の3229.5円まで買われ年初来高値を更新した。7日に米政府機関がエボラ出血熱の治療に同社のインフルエンザ用治験薬を利用できるよう承認手続きを急いでいることが、複数の報道で伝わっている。同社の米国での提携相手であるメディベクター(ボストン)が治験薬「ファビピラビル」をエボラ出血熱感染者の治療に使えるよう申請する意向で、米食品医薬品局(FDA)と協議を進めているという。承認されれば、エボラ出血熱の感染者治療で米当局が承認する初の医薬品の一つとなる見通しで、感染者が拡大するなかで期待が高まりそうだ。 富士フイルムの株価は9時25分現在3104.0円(△14.5円) 出所:株経通信(株式会社みんかぶ)