飛翔の80倍高速度撮影 ショウリョウバッタ(精霊蝗虫、Acrida cinerea)は、バッタ目・バッタ科に分類される昆虫の一種。日本に分布するバッタの中では最大種で、斜め上に尖った頭部が特徴である。 本種が属するショウリョウバッタ属(Acrida)はバッタ科(Acrididae)のタイプ属である。 特徴[編集] オスの成虫は体長5 cm前後で細身だが、メスの成虫は体長8-9 cm、全長(触角の先端から伸ばした後脚の先端まで)は14-18 cmほどにも達し、オスよりも体つきががっしりしている。メスは日本に分布するバッタでは最大で、オスとメスの大きさが極端に違うのも特徴である。 頭部が円錐形で斜め上に尖り、その尖った先端に細い紡錘形の触角が2本つく。他のバッタに比べると前後に細長いスリムな体型をしている。体色は周囲の環境に擬態した緑色が多いが、茶褐色の個体も見られる。また、オス成虫には目立っ