通信やネットワークの書籍や雑誌を読んでいると,よく「チャネル」という用語が出てきます。無線LANのチャネル,携帯電話の通話チャネル,ISDNのBチャネルとDチャネル,FTP(file transfer protocol)通信のデータ・チャネルと制御チャネルなどなど。どれも目には見えない概念的なものなので,実感しにくいというのが本音ではないでしょうか。 一方,チャネルに似た用語に「チャンネル」という言葉があります。チャンネルと言われて多くの人がイメージするのが,テレビのチャンネルでしょう。チャネルとチャンネルは,まったく違うものを指しているように思えます。でも本当に違うものなのでしょうか。 どちらも意味は「データの通り道」 結論から言うと,チャネルもチャンネルも語源は英単語のchannelで,意味も同じです。両者の違いは,発音だけです。channelの意味は,英和辞書のはじめの方には「海峡」