27日朝から名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで指されていた第71期将棋王座戦(日本経済新聞社主催、東海東京証券特別協賛)五番勝負の第3局は、午後8時32分、81手で先手の挑戦者、藤井聡太七冠(21)が永瀬拓矢王座(31)を破った。藤井七冠は対戦成績を2勝1敗とし、史上初の八冠独占に王手をかけた。終局後、藤井七冠は「本局は結果は幸いしたが、内容は押されていた。(次局は八冠制覇がかかるが)
永瀬王座、お待たせ1勝!カド番残った“現役最強”渡辺王将相手に2日目ワンサイドゲーム
将棋の藤井聡太七段が、緊急事態宣言の解除を受けておよそ50日ぶりに臨んだ対局で勝ちを収め、タイトル挑戦の最年少記録の更新に王手をかけました。 対局は、八大タイトルの1つ、棋聖戦の挑戦者を決めるトーナメントの準決勝で、相手は「名人」をこれまで3期獲得しているトップ棋士の佐藤天彦九段(32)です。 午前10時から始まった対局は、先手の藤井七段が的確な指し回しで次第に優勢になり、午後7時33分、111手までで佐藤九段を投了に追い込みました。 勝った藤井七段は、4日に行われる決勝にも勝てば、自身初のタイトル挑戦者として、今月8日から始まる棋聖戦の五番勝負に出場し、タイトル挑戦の最年少記録を31年ぶりに更新することになります。 藤井聡太七段は対局が終わったあと、別室で会見に臨みました。 まず2日の対局について聞かれると「激しい変化の多い将棋でしたが、全体的には手厚く指すことができたのかなと思っていま
将棋の第67期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第3局が1日、神戸市で指され、挑戦者の永瀬拓矢叡王(えいおう)(27)が斎藤慎太郎王座(26)に161手で勝ち、シリーズ3連勝でタイトルを奪取し、自身初の二冠になった。斎藤王座の初防衛は成らなかった。 永瀬新王座は横浜市出身。4~5月の第4期叡王戦七番勝負で、叡王のタイトルを保持していた高見泰地(たいち)七段(26)を相手に4連勝し、初タイトルを獲得していた。 永瀬新王座は「タイトル2期獲得で八段」という昇段規定を満たし、八段昇段も決めた。 終局後、永瀬新王座は「一つ結果が出て良かったなあとは思うんですけど、今日みたいな、序盤とか修正するところが多いと思うので、修正していきたいなと思います。二冠ということで、上を目指して、また頑張りたいなと思います」。斎藤前王座は「本局もなんですけれども、中終盤のねじり合いというか、そこの精度で最後、差を
10月1日。兵庫県神戸市・ホテルオークラ神戸において、王座戦五番勝負第3局▲斎藤慎太郎王座(26歳)-△永瀬拓矢叡王(27歳)戦がおこなわれました。9時に始まった対局は21時6分に終局。結果は161手で挑戦者の永瀬叡王の勝ちとなりました。 永瀬叡王は3連勝で五番勝負を制し、王座のタイトルを獲得。自身初の二冠となりました。また「タイトル2期獲得」という条件を満たして、八段昇段も決めました。 永瀬挑戦者、難解な一局を制す 第2局から先後が入れ替わって、本局の先手は永瀬叡王。矢倉志向の序盤作戦を取りました。 対して斎藤王座は、銀を素早く繰り出す速攻を仕掛けます。攻めの銀と守りの銀の交換に成功すれば、一般的には攻めている側がポイントを挙げたことになります。 永瀬叡王は、先手陣が主張のない形になってしまい、失敗したと感じていたようです。しかし手順に「銀冠」(ぎんかんむり)の堅陣を組んで、バランスを保
高見泰地叡王(25)に永瀬拓矢七段(26)が挑戦する第4期叡王戦七番勝負が開幕した。 第1局は4月6日(土)に台北・圓山大飯店で行われ、永瀬七段が逆転で制した。 意表をつく作戦選択 戦型は先手番の永瀬七段の誘導で角換わりへ進んだ。高見叡王の後手番の代名詞といえば横歩取りで、現に前期叡王戦七番勝負でも高見叡王は後手番の2局でいずれも横歩取りを選択し、1勝1千日手と結果を残している。 ただここ最近、プロ棋界全体で横歩取りの後手番は苦戦を強いられている。高見叡王自身も、前期叡王戦七番勝負第3局で採用して以来、一度も横歩取りを選択していない。 とはいえ高見叡王にとって横歩取りは叡王獲得の原動力となった戦法だ。後手番でも誘導できる戦法なので研究しやすい意味もある。重要な第1局には横歩取りでくるのではないか、そういう予想もあった。 しかし蓋を開ければ先手の永瀬七段に戦法選択を委ねる形で角換わりへ進んだ
対局中の食事やおやつが注目を浴びる将棋界で、その徹底した好みにファンたちがざわついている。現在、8大タイトルの1つである棋王のタイトルに挑戦中の永瀬拓矢七段(25)のおやつは、実に特徴的だ。棋王戦五番勝負で注文する品が、とにかくバナナ、バナナ。そのこだわりに、ファンの間からは「バナ永瀬」「永瀬バナナ段」など、名前をもじった異名が飛び交い始めている。 将棋に対する厳しい姿勢や発言から、「軍曹」と呼ばれることもある永瀬七段だが、今回の棋王戦五番勝負でバナナ好きが注目を浴びてからというもの、すっかりバナナキャラが定着している。第4局までを終えて、永瀬七段が食べた本数、実に23.5本。「将棋めし」はたびたびネット上で話題になるが、バナナという果物や音の響きからか、圧倒的な拡散力を誇っている。
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