愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡り、選挙管理委員会に提出された署名の83.2%が無効と判断された。不正署名は約36万2千人分に上り、指示役の存在や組織の関与が疑われる。専門家は「リコール運動が支持を集めたと誇示するために署名の水増しが行われたのではないか」と指摘する。県選管は事態を重く見て、地方自治法違反容疑で刑事告発を調整している。「どう見ても同じ筆跡の署名が次から次へと出
2021年1月31日の埼玉県戸田市の市議会議員選挙(定数26)において、2020年の都知事選でもそのパフォーマンスが話題なったスーパークレイジー君こと西本誠氏が25番目の912票の得票で初当選しました(政治家としてもスーパークレイジー君として活動するとのことなので、以下もスーパークレイジー君で)。 都知事選では「百合子か、俺か」のキャッチフレーズやそのパフォーマンスからイロモノ候補かと思っていたのですが、政見放送を見たら非常に真面目な主張をしていて驚いた記憶があります。 今回の当選を受けて、マスコミでも話題を集めていますが、今回のスーパークレイジー君の当選には「驚いた」「ウケる」といった要素だけではなく、日本の選挙や民主主義を考える上での重要な問題が含まれていると考えるので、以下、2つの面から考えてみたいと思います。 1. 日本の地方議会の選挙制度の問題 今回の戸田市議会議員選挙の結果は以
Doug@宮古島🐕 @doughimself 宮古島のハンバーガー店ダグズ・グループの創業者。本業は米国・企業弁護士。毎月の「サンノゼ ⇄ 元麻布 ⇄ 宮古島」日米通勤生活29年目、米在住は44年目に突入。愛機は2019 Cirrus SR22T。愛飛行機・愛犬。主に政治・経済・起業・株・法律・世界情勢・宮古島・飛行機・犬・食事・カメラ・釣り・について。 dougsburger.com Doug@宮古島🐕 @doughimself 1. (なぜ選挙人団制度?) 昨日からのアメリカ大統領選挙を見ていて「なぜ選挙人団制度なんてシステムを採用したのか?」と不思議に思われている方々も多いかと思います。アメリカの高校の社会のクラスではこう習います。↓(続) 2020-11-05 10:20:09 Doug@宮古島🐕 @doughimself 2. 「建国者たちが選挙制度を議論していた1800年
選挙制を疑う(サピエンティア) (サピエンティア 58) 作者: ダーヴィッド・ヴァン・レイブルック,岡?晴輝,ディミトリ・ヴァンオーヴェルベーク 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 2019/04/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 最近は感想を本を読んだ時の感想やメモはまとまった形に残すのではなく、引用メモや雑感をTwitterの方にスレッドの形でダラダラと呟くことにしているのだが、この本は面白かったしなにより読みやすかったので感想を書くのも簡単そうだ。なのでこちらに感想を残すことにした。 本の内容のまとめや社会的背景の解説などは、政治学者の吉田徹氏が書いた以下の記事を参照してほしい。 gendai.ismedia.jp 上記の記事で紹介されているように、この本では、現代の各国で行われている選挙型の代議制民主主義は過度な選挙戦や政党政治による硬直化を招いて政
21日投票が行われた参議院選挙で、自民・公明両党は改選議席の過半数にあたる63議席を上回るのは確実です。また自民・公明両党と日本維新の会を合わせた憲法改正に前向きな勢力は参議院全体の3分の2を維持するのに必要な85議席に届く可能性もあります。一方、立憲民主党は改選前の9議席から倍増する可能性があります。 また自民・公明両党に、憲法改正に前向きな日本維新の会を加えた3党の合計は76議席から88議席の見通しで、参議院全体の3分の2を維持するのに必要な85議席に届く可能性もあります。 さらに、自民党は55議席から63議席を獲得する見通しで、前回・3年前の選挙で獲得した56議席を上回る勢いです。 自民党の二階幹事長は民放のラジオ番組で、安倍総理大臣の総裁4選について、「これから党内でいろんな議論が起こってくると思うが、全然おかしくないというだけの活躍をしてくれている」と述べました。 一方、立憲民主
図書館友の会全国連絡会が、国会に議席を有する8政党に対し、2019年7月1日付けで「公立図書館の振興・発展に関する政策」についての公開質問状を送付したことを発表しています。 参議院選挙にあたって、(1)公立図書館の振興・発展に関する政策、(2)政策の中で特に「公立図書館の管理運営」についての2点をたずねるものとなっており、到着した分から回答が公開されています。 【2019/7/1】「公立図書館の振興・発展に関する政策」についての公開質問状(とともれん活動報告,2019/7/1) http://totomoren.net/blog/?p=911 各政党への公開質問状・回答一覧(2019.7参議院選挙)(とともれん活動報告) http://totomoren.net/blog/?p=916 参考: 図書館友の会全国連絡会、「『公立図書館の振興・発展に関する政策』についての公開質問状」を政党に送
選挙情報サイトの選挙ドットコムさんに以下の記事を寄稿しました。 go2senkyo.com 今回は現職を中心とした候補者たちが談合を行い、選挙を無投票にしようとする不正である「無投票工作」について、1994年の沖縄県の伊良部町議会選と2003年の青森県の東北町議会選という2つの実例を交えて紹介しています。 なお、記事中で紹介できなかった補足情報を紹介します。 今回のテーマは候補者たちが談合を行い選挙を無投票にするという手口ですが、珍しい無投票工作の事例として、他候補の立候補辞退の書類を偽造して、無投票に持ち込もうとした事例があります。 このような事件が起きたのは1969年の埼玉県の飯能市農業委員会選でした(農業委員会は公選制であった時期があります。詳しくはこの記事を参照してください。)。この選挙では、各地区の推薦人のみが立候補するという形で談合に無投票工作が画策されていましたが、地区推薦か
徳島県神山町は今、大いに揺れています。2015年12月に行われた町議会選において、候補予定者に複数の町議が金銭を渡して立候補を断念させて選挙を無投票にさせた「無投票工作」が行われたことが発覚したからです。 この無投票工作の発覚により、2018年7月6日時点で、10人いる町議の内、4人が逮捕、1人が任意捜査を受けている状態で町政は大いに混乱しています。今回は無投票工作がなぜ起きるかということと、最近の派手な無投票工作のいくつかの事例を紹介します。 お金を渡し、選挙を実施しないようにする「無投票工作」 定数を超えた候補者が立候補し、選挙戦になれば、選挙運動の費用がかかります。したがって、選挙戦にかかる費用未満の金銭を候補予定者に渡して立候補を断念させるということができれば費用を節約することができます。このように、立候補を断念させる見返りに金銭等を渡し、選挙を無投票にすることを無投票工作と呼びま
明日投開票される衆院選では投票率も注目される。前回は戦後最低を更新。ほぼ半数の人が投票しないという事態となった。小選挙区制のもと、第1党は全有権者の3分の1以下の得票率でも、圧倒的な議席数を占める傾向がある。低投票率はそうした選挙結果の乖離(かいり)に拍車をかけている。 2014年の衆院選の投票率は小選挙区で52・66%で、戦後最低だった12年の59・32%をさらに下回った。「郵政解散」の05年は67・51%、民主党に政権が移った09年は69・28%と高かったが、落ち込んだ。14年の有権者数は1億400万人。1%減れば100万人が投票にいかなかった計算になる。 14年は、自民党は定数475のうち290議席(小選挙区222議席、比例区68議席)を得て、単独過半数に到達。「安倍1強」を盤石にした。ただ、低投票率とあいまって、全有権者に対する得票の割合を示す絶対得票率は小選挙区で24・49%、比
衆議院選挙に向けて大きな動き。民進党と希望の党が事実上の合流に向けて最終調整に入っていることが分かった。 総選挙で与党に対抗して政権交代を目指すため、民進党と希望の党が合流する方向となった。民進党の前原代表と希望の党の小池代表は26日夜、極秘に会談し両党が合流する可能性について協議した。その結果、両党は事実上、合流する方向で最終調整に入った。関係者によると、小池代表が党のトップに就任する方向だという。またその場合、小池代表が都知事を辞任して自ら衆議院選挙に出馬するとの見方が出ている。 一方、小池代表は党と党の合併には否定的で合流に向けて具体的にどのような方法をとるのか、また、どういう政策を掲げるのかなど詰めの調整が続いている。 政策面では消費税率の引き上げの是非や憲法改正の考え方などについて両党の主張には溝がある。また民進党内に小池代表の政治手法を懸念する声もある。しかし、ある民進党議員は
安倍晋三首相(自民党総裁)は14日、同党の二階俊博幹事長と官邸で面会し、東京都議選(7月2日投開票)で小池百合子知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」と公明党が候補者を相互推薦する選挙協力に関し、「公明党抜きの単独で勝利するいい機会だ」と述べ、挙党態勢を構築するよう指示した。 自民党は全42選挙区で候補を擁立する予定で、小池氏側との競合は避けられない。公明党とは連立政権を組み、国政選挙で協力しているが、都議選では「ねじれ」が生じる。自民党幹部は「都議選で苦しい時に離れていくのは残念だ」と公明党を批判しており、国政への影響も出てきそうだ。 二階氏は首相と面会後、記者団に「自民党の底力を見せ、今までにない選挙をやる。公明党がなくても勝ち抜く」と語り、小池氏側との対決姿勢をにじませた。面会には自民党都連の下村博文会長も同席した。 一方、公明党の山口那津男代表は記者会見で「都政の改革と安
まとめ 選挙で用紙記入が鉛筆な訳&投票用紙がユポ紙の理由&不正選挙対策にボールペン・マジックは有効か?【2019年3本立て】 2019年7月21日、参議院選挙が行われます。 過去、投票用紙の記入が鉛筆である理由や、投票用紙がユポ紙である理由について https://togetter.com/li/998227 投票用紙に使われているユポ紙では、ボールペンやマジックの文字は簡単に消えるため、不正選挙対策にはならないという実験 https://togetter.com/li/1124055 について纏めた事がありましたが、2019年に改めて改定版を纏める事にしました。 87790 pv 530 11 users 383
日経電子版に登録していない方へ 登録すると、有料会員限定の記事が毎月決められた本数まで無料で読めます。 ※「同意して次へ」ボタンを押下することで日経ID利用規約および日経IDプライバシーポリシーに同意したものとみなしますので、お読みの上でお進みください。
自民党が18歳選挙権について解説したパンフレットを発表しました。 これについては、批判的な論調でコメントする記事がいくつか見られます。 ハフィントンポスト:「国に届け」自民党18歳選挙の漫画パンフに「女の子をバカにしているのか」の声も 毎日新聞:「自民党 選挙向け漫画が変 「軽いノリじゃダメですか?」」 いきなり投票の話になる違和感いきなり投票の話になるしかし、筆者には、この論評のいずれも、このパンフが国民をバカにしているように見える本質を突いていないように思えます。 この漫画の何が国民をバカにしているのか。それは、国民と政治との関わりを投票の一点に集約している点だと思います。 実際には、国民には請願権(憲法16条)があり、政府機関や、国会や、国会議員に頻繁に請願(陳情)をしています。選挙と選挙の間で、国の政治の流れを決めるのはこのような請願です。例えば、筆者の周辺で言えば、過労死した労働
選挙権年齢の引き下げで、高校3年生は選挙権のある18歳と選挙権のない17歳が混在することになる。18歳以上の生徒は「選挙運動」が認められるが、17歳以下のクラスメートが同じことをすれば公選法に抵触する可能性が出てくる。 ツイッターやLINE(ライン)など、高校生の間に普及しているスマートフォンなどを用いたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でのやりとりも対象になることから、文部科学省と総務省は啓発のために作成した高校生向け教材に具体的な選挙違反の事例を盛り込み、注意喚起をはかる考えだ。 想定される具体的な違反事例の一つが、ツイッターで候補者が書き込んだ投稿を自分の投稿に引用する「リツイート(RT)」。選挙運動の一環にあたるため、クラスメートでやりとりをする場合にも、18歳以上の生徒は問題ないが、17歳以下の場合は公選法に触れる可能性がある。LINEでのやりとりも同様だ。メー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く