製造業の基幹システムのプログラミングにも広く用いられてきたCOBOLからの移行を模索する「脱COBOL」の動きが活発になっている。このCOBOLに代表されるレガシープログラミング言語からの移行において力を発揮するのが、生成AI技術を活用した「ぺアプログラミングツール」や「Copilot」と呼ばれる支援ツールだろう。 基幹システムの「脱COBOL」の動きが、ここ数年で活発化してきています。2023年には、旭化成建材が汎用機で稼働する基幹システムにおいて、技術者の多いJavaへの変更による脱COBOLを実現し、工場のDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた基盤整備に成功したと報道されていました。では、脱COBOLに踏み切ったのはなぜなのか、また何が課題となっていたのでしょうか。 1959年に登場したCOBOL。その拡張性と可読性の高さから、生産管理や製造業のシステム開発でも広く使われて