著者が示しているフリーなエンジニアというのは、必ずしも会社を辞めてフリーランスになることのみを示しているわけではない。ここでは、「自由」という意味で自由なSE、つまり自分の進む道を自分で選択するSEのなり方が全編に渡って、著者の13年の会社員時代と独立経験から示されている。 本書の構成は、新人SE時代(目安経験は2年目まで)、中堅SE時代(2年目から10年目)、ベテランSE時代(10年以上)の3部構成で示されている。そして、それぞれの期間に身につけるべきものが、4原則、3スキル、3基準として示されている。以下簡単に示しておく。 新人SE時代の目標は「社内でできるやつ」と思われるようになるで、その代表的な悩みは「仕事が面白くない!」となる。その解決策として以下の4原則が示されている。自分のために仕事する 顧客の悩みを考える 武器を持つ 与えられたことに全力で取り組む自分は6年目に突入している