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ブックマーク / blog.monochromegane.com (10)

  • 社会人大学院生の七転び八起き国際会議奮闘記

    2023年10月に初めてのアカデミックな国際会議での発表を終えました。 社会人博士課程に進学後、2021年5月の初投稿から丸2年、7回目の挑戦にしてようやくの採択ということで、自慢できるものではないのですが、同様に博士課程において日々挑戦している方々に何かの参考になればと思い、まとめておきます。 略歴と背景 2017年からペパボ研究所で研究開発職に従事しています。 情報システムの自律適応等の研究に取り組み、2020年10月に社会人博士課程に進学しました。 博士課程では、多様かつ継続的に変化する環境に適応する実用的な情報システムの実現に向けて、多腕バンディット方策を用いる機構の研究を進めています。 修士を飛ばした進学であったこともあり、進学時の実績としては国内ジャーナル論文1のみでしたので、博士号取得に向けてはジャーナル論文をもう1と、水準を満たす国際会議での採択1を目指しての挑戦とな

    社会人大学院生の七転び八起き国際会議奮闘記
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    sh19910711 2024/04/04
    "2021年5月の初投稿から丸2年、7回目の挑戦にしてようやくの採択 / すぐ成果が出るものではないと頭では分かっているつもりでしたが、やはり2年間全く結果が出なかったというのは心理的な負担が大きかった" 2023
  • なぜ勉強会「だった」のか

    主催するFukuoka.goでは2〜3ヶ月に一度の割合で登壇形式の勉強会を開催している。 昨今の状況を受けて前回こそYouTubeを使ってリアルタイム配信を行ったものの、この状況が続くあるいは当たり前になるならば、地域言語コミュニティをどう運営していくべきか考えないといけないだろうなと思う。 このエントリは、これまでの勉強会やカンファレンスではなぜ物理的に集合するのか、を自分の中で整理した上で、オンライン開催のありようを考える材料を見つけようとするものです。 なぜ物理的に集合するのか これまでの勉強会やカンファレンスではなぜ物理的に集合していたのか。 今年、オンラインでの開催を余儀なくされた様々な勉強会やカンファレンスでは(それなりの運営の苦労はありつつも)比較的スムーズに移行できており、これはそのようなインフラが整っていたということに他ならない。 一方で、これだけのインフラがある中、必要

    なぜ勉強会「だった」のか
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    sh19910711 2023/01/09
    2020 / "限られた時間で効率よく、知の増幅を場に形成するための枠組み / GopherConでは、発表後はもちろんのこと、廊下でのすれ違うタイミングで感想や質問をたくさん受けた。そういうことを再現できないだろうか"
  • 九州大学大学院システム情報科学府博士後期課程に入学します

    先日8/7、九州大学大学院システム情報科学府博士後期課程に無事合格しました。 10/1より入学します。 専攻は情報知能工学[*1]です。 39歳、文系学士から修士を飛ばして理系の博士課程への挑戦となった経緯や入試に向けた準備などまとめます。 略歴 大学では環境政策を学びましたが、工学的なアプローチの解決手法の方に興味を持ち、いろいろあってソフトウェアを扱える仕事につきました。 2012年に転職し、現職のGMOペパボでインターネットサービスのWebアプリケーションの開発・運用維持業務に携わってきました。 2017年より同社の研究職として情報システムの自律適応等の研究に従事しています。 研究員になった理由 サービスの運用開発の傍ら、ログ活用基盤の構築に取り組み、サービスを動的に改善していくための仕組みづくりと機械学習に興味を持ち始めたところ、その前年に設立したペパボ研究所でやってみませんかと@

    九州大学大学院システム情報科学府博士後期課程に入学します
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    sh19910711 2022/12/26
    2020 / "文系学士から修士を飛ばして理系の博士課程へ / 良い研究: 課題そのものを高度に解決するのはもちろんのこと、問題設定自体にきちんと向き合うことで研究の位置付けを明確にし提案手法の汎用性を高めている"
  • 研究の位置づけを明確にする集中型の論文サーベイ方法

    博士課程に進学し、国際会議に論文を投稿した際に行った論文サーベイの流れやツールについてまとめておく。 今回のサーベイを行うにあたり、既存研究に対する自身の研究の位置づけを明らかにすることを目標とした。 すなわち、自身の提案がある程度カタチになっていることを前提とした集中的サーベイ方法である。 論文サーベイの流れ 以下に行った工程を示す。 会議名とキーワード検索による候補のリストアップ 各候補のアブストラクトによる選定 各候補の精読 必要に応じて参考になる会議名、キーワード、参照論文を候補に追加 候補がなくなるまで繰り返す 以降、各工程について利用したツールや工夫などを述べる。 1. 会議名とキーワード検索による候補のリストアップ サーベイは十分な量の候補を必要とする。 自身の研究分野や貢献と完全に一致する論文は多くはないが、全くゼロではない。 もし多すぎるのであれば、自身の研究の貢献や目的

    研究の位置づけを明確にする集中型の論文サーベイ方法
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    sh19910711 2022/09/24
    2021 / "Google Scholar: 指導教官からのアドバイスで会議名を絞って検索するようにした + 検索クエリに source:SIGKDD などと指定することで実現 + 上位20-50本程度を候補 / 会議ごとに同じキーワードでも論文に特色がある"
  • 論文生成モデルの検討を通して論文執筆を進めてみる

    今期の論文執筆に着手しながら相変わらず上手く書けていなかったのだけれども,自分をある論文生成モデルの実行基盤だと考えると歯車が回り出した気がしたので書いておく. 今回考えた論文生成モデルはこんな感じ. ここで,p^tは入力xに対して出力されるt時点の論文内容である.入力xはt-1時点の論文とV(バリュー.研究成果),S(サーベイ)とする. なお,fはGANのようなDiscriminatorとGeneratorを持つ生成モデルであり,実行基盤の特性上,Generatorは常にDiscriminatorよりも低精度である. 実際は執筆,推敲を意識して役割分担しながら短いサイクルで繰り返すだけではあるが,以下のように執筆行為を捉えることで執筆時の心理的負担を減らすようにしている. 以下,モデルの詳細と利点について述べる. 従来の執筆時は二つの役割を同時に実行していた 基的に論文執筆は難しいも

    論文生成モデルの検討を通して論文執筆を進めてみる
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    sh19910711 2021/05/23
    "論文執筆に着手しながら相変わらず上手く書けていなかったのだけれども,自分をある論文生成モデルの実行基盤だと考えると歯車が回り出した気がしたので"
  • The Platinum Searcherを5倍高速化するためにやったこと

    この記事は Go Advent Calendar 2015 その2 の 15日目の記事です。 先日、5倍の高速化を実現した高速検索ツールThe Platinum SearcherのV2をリリースしました。 今回は、高速化にあたり工夫した点をまとめておこうと思います。 The Platinum Searcherの基実装について 以前、GoConferenceで発表した資料にまとめてあるので、興味のあるかたはご覧ください。 基的にはFind、Grep、PrintのGoroutineがそれぞれの結果をChannelを経由して渡すつくりになっており、それぞれのGoroutine内で並行で処理を行うために更にGoroutineを起動しています。 ボトルネックの調査 今回は完全書き直しだったのでボトルネックを潰していくという手法ではなかったのですが、再実装にあたり、気をつけるべき点を確認する上でも

    The Platinum Searcherを5倍高速化するためにやったこと
  • goimportsを高速化するdragon-importsコマンドをつくった

    goimportsはコードのフォーマットに加えてインポート行の追加・削除を行ってくれる便利なコマンドですが、GOPATH配下に大量のリポジトリが存在するとインポートの解決に時間がかかるようになってしまいます。いつでも素早くインポートしたい!ということでdragon-importsというコマンドをつくってみました。 使い方 インストールしてdragon-importsコマンドを実行するだけです。

    goimportsを高速化するdragon-importsコマンドをつくった
  • Go言語でコマンドラインオプションをさくっと設定ファイル対応させるライブラリをつくった

    Goでコマンドラインオプションのあるツールを提供していると設定ファイルに定義できるようにしてほしいという要望が来ますが、意外とオプションと設定ファイルで定義が冗長になったりして煩わしいのでライブラリにしてみました。 conf+flagでconflagです。 いつものコードに 3行 追加するだけでコマンドラインオプションを設定ファイルに書いておけるようになります。 使い方 以下のような感じで、flag.Parse()を実行する前に、設定ファイルからflagに設定する値を呼び出すコードを追加します。 // フラグを定義します var procs int flag.IntVar(&procs, "procs", runtime.NumCPU(), "GOMAXPROCS") // コマンドラインオプションを解析する前に設定ファイルからフラグに値を設定します if args, err := con

    Go言語でコマンドラインオプションをさくっと設定ファイル対応させるライブラリをつくった
  • tmuxのプレフィックスに疲れたらbind -nオプションを使おう

    ターミナルマルチプレクサtmuxはとても便利ですが、操作の際にプレフィックスが必要で、ペインの切り替えなど頻繁に行うのはちょっと面倒です。 実はtmuxには、プレフィックスなしで操作できるステキすぎるオプションがあるので紹介しておきます。 プレフィックス不要ってすばらしい bind-key の -n オプション bind-keyには-nオプションがあり、これをつけることでプレフィックスを使わなくてもよくなります。 これで単独のキーにコマンドを割り当てることができます。 設定 通常のキーバインド設定に-nをつけるだけです。 tmux.conf bind -n キー コマンド プレフィックス不要なペイン移動 自分はペインの移動を最もよく使うので以下のような設定をしています # Shift + 上下左右でペインを移動できるようにする。 bind -n S-left select-pane -L

    tmuxのプレフィックスに疲れたらbind -nオプションを使おう
  • 半歩進むChef-Solo - Cookbookの共通化(recipeとdefinition)

    半歩進むChef-Solo 最近、Vagrant + Chef-Soloによるローカル開発環境Boxイメージ構築自動化に取り組んでいます。 Cookbookをつくるうえでのノウハウがたまってきたので、まとめの意味も込めて「半歩進むChef-Solo」シリーズでエントリ書いていこうと思います。 今日はChefで行う「共通化」についてです。 Cookbookの共通化(recipeとdefinition) Vagrant環境でChef-Soloによる構築自動化を行なっていると、複数の環境で似たような処理を行なっている箇所が出てくると思います。 例えば、同じResouceの組み合わせた処理が何箇所も出てきたり、特定のサーバソフトウェアに関連するセットアップをいろんなRecipeの中でやっていたり。 Chefにはこれらの処理をまとめるために、definitionとrecipeという仕組みがあります。

    半歩進むChef-Solo - Cookbookの共通化(recipeとdefinition)
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