世界初のタイムシェアリングオペレーティングシステムの一つ、Compatible Time Sharing System (CTSS)の開発を率いた計算機科学者のフェルナンド「Corby」コルバト氏が12日、93歳で死去した。死因は糖尿病による合併症と伝えられている(MIT CSAILのニュース記事、 The Next Webの記事、 The New York Timesの記事)。 コルバト氏は1926年7月1日生まれ。17歳でテクニシャンとして海軍に入隊すると、レーダーやソナーのバグ除去で活躍する。除隊後はカリフォルニア工科大学で学士号、MITで博士号を取得。MITで開発されたCTSSは世界で初めてユーザーアカウントにパスワードを使用したシステムであることから、コルバト氏はパスワードの発明者として認識されている。CTSSに続いてコルバト氏が開発を率いたMulticsは、のちのUNIX系OS