同世代だけど、それよりちょっと前。 歴史とか好きだったから、嫌韓流を本屋でパラ見して、そうなのか知らなかったなあ、と見事に染まった。ツインタワーはアメリカ政府の陰謀で倒れたのだ、という説は、私の知的好奇心を大いに満たした。SAPIOや諸君や小林よしのりを熱心に読んでいた。高校生の私には難しい背伸びだった。痛いニュースを見まくっていた。嫌韓ブログとつながっていた。 発足したばかりの「市民の会」は、本当に市民の会だと思っていた。特権を冷静に議論するんだと思ってた。 大学に入って、最初の頃はネトウヨ発言を続けていたけれど、それは冷たい目線を浴びた。でもそれは私には私の正しさの証明に見えた。ネットの呪縛を解いたのはネットで、本の呪縛を解いたのは本だった。論理的に歴史修正主義のおかしさを反駁するサイト。少数民族の来歴を説明する記事。 あのとき、高校生の頃、私がネトウヨ発言をしたら、呆れたり、それは差