埼玉県の上田清司知事の任期満了に伴う知事選(25日投開票)で、有権者は上田県政の継承と発展を掲げた前参院議員の大野元裕氏(55)を選択した。事実上の与野党一騎打ちとなった選挙戦では、無党派層の多い都市部での得票が明暗を分けた。大野氏は県民目線での県政運営に臨む構えだが、選挙戦で対峙した自民党県議団との信頼構築など難しい課題も待ち受けている。「上田知事の政策手腕に批判的な人は少なく、応援団長を買
埼玉県の上田清司知事の任期満了に伴う知事選(25日投開票)で、有権者は上田県政の継承と発展を掲げた前参院議員の大野元裕氏(55)を選択した。事実上の与野党一騎打ちとなった選挙戦では、無党派層の多い都市部での得票が明暗を分けた。大野氏は県民目線での県政運営に臨む構えだが、選挙戦で対峙した自民党県議団との信頼構築など難しい課題も待ち受けている。「上田知事の政策手腕に批判的な人は少なく、応援団長を買
出馬会見の前に道内の若手経営者と笑顔で握手を交わす夕張市の鈴木直道市長(左)=札幌市中央区で2019年2月1日午前9時53分、竹内幹撮影 4月7日投開票の知事選で、夕張市の鈴木直道市長(37)が1日の札幌市の記者会見で正式に出馬を表明した。鈴木氏は与党候補として選挙戦に臨みたい考えで、3月21日の告示前に公約にあたるローカルマニフェストを発表する。 鈴木氏は会見後、自民党道連、公明党道本部にそれぞれ推薦を要請し、公明党本部は同日、持ち回りの中央幹事会で推薦を決定した。自民党は2日、役員会などの会合を開き、対応を協議する。 「道産子ではないが、夕張市民、道民に育てていただいた。自らの全てをかけ、大きな可能性を持つ北海道を再生する」。鈴木氏は会見で強調した。また、道財政が2018年度、財政規模に対する借金返済の割合を示す「実質公債費比率」が21.1%で全都道府県中最悪なことから、知事当選時は給
投開票日の9月30日午後9時半すぎ、玉城デニーさん当選確実の報道を受け、歓喜に包まれる沖縄県那覇市の会館で、創価学会を象徴する青、黄、赤色の三色旗が揺れた。「ウチナーンチュのチムグクルが辺野古新基地建設反対の意思を再び示した」。野原善正さん(58)は、体いっぱいで喜びを表すかのように、旗を大きく振り続けた。 創価学会の三色旗を持って玉城デニーさんと肩を組む野原善正さん(左から2人目)=9月28日、那覇市 「学会員が集票マシンに…」 危機感 学会が支持する公明党は今回、辺野古新基地建設問題の賛否を明言せずに政府の支援を受ける佐喜真淳さんを推薦した。「学会員が集票マシンとして使われる。ウチナーンチュの魂を見せなければ」。危機感に駆り立てられた。 約15年前、布教を巡って組織と対立したことがあった。反逆者と言われ、職も失った。「本当につらかった。今回も正直、怖かった」と振り返る。今回、親戚からも
9月30日に投開票された沖縄県知事選は、辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」が推す前衆院議員の玉城デニー氏(58)が過去最多の39万票余を獲得し、安倍政権が全面支援した前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)に約8万票差をつけて大勝した。 自民や公明の「鉄壁」ともいえる組織票の一部を突き崩し、無党派層の多くを取り込んだ玉城氏の勝利の背景には何があったのか。 「オール沖縄」が推す候補は2018年2月の名護市長選に敗れるなど、沖縄県内の選挙では、このところ不利な情勢にあった。そうした流れを変えたのは、翁長雄志知事の急逝と、「後継」となった玉城氏の知名度や人柄による面が大きいのは否めない。 しかし、もう一つ、忘れてはならない潮流がある。 今回の知事選で浮かんだ民意の地殻変動の「予兆」ともいえる現象が、知事選の数カ月前に起きている。5月23日~7月23日にかけて実施された、辺野古埋め立ての賛否を問う「
佐喜真淳氏 30日投開票の沖縄県知事選に立候補を予定する前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)の陣営は1日、沖縄県政記者クラブが主催する立候補予定者討論会への参加を断る方針を決めた。佐喜真氏側は「異例の超短期のため日程がつかない」との理由で、マスコミ各社が個別に主催する討論会や対論番組にも一切出席・出演しない対応を取っている。 陣営では佐喜真氏へのインタビューについても直接面談ではなく、文書で提出された質問に文書で回答する方式で応じるとしている。一方で、日本青年会議所(JC)沖縄ブロック協議会が主催する公開討論会だけには出席するという。 波平恒男琉球大教授(政治学)は「できるだけ自分の考え方や政策を知ってもらうには討論会が効率的というのが一般的であり、有権者に伝える媒介者としてマスコミの役割も大きい。時間がないという理由は説得力がない」との見方を示す。その上で「言葉で説得するのが民主主義の原点だ
再戦を果たした三日月大造氏(左)にお祝いの言葉を述べる嘉田由紀子氏(右)=大津市浜町の琵琶湖ホテルで2018年6月24日、小西雄介撮影 24日投開票された知事選は、地域政治団体「チームしが」と自民、公明両党が支援した三日月大造知事が再選を果たした。党派争いを続けてきたライバル同士の「呉越同舟」は、選挙戦で表立っては融和ムードを演出したが、その陰には激しい駆け引きが展開されていた。来春の統一地方選を控える中、滋賀政界の構図は複雑さを増してきている。【成松秋穂、北出昭】
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