土用のうしの日を前に、台湾で日本に輸出する養殖ウナギの出荷作業がピークを迎えていますが、稚魚のシラスウナギの不漁が続いた影響で輸出量は依然として大きく落ち込んでいます。 養殖ウナギの日本への輸出が中国に次いで多い台湾では、今月29日の土用のうしの日を前に出荷作業がピークを迎えています。 北部の国際空港に近い出荷場では、輸出会社の作業員たちが台湾各地の養殖場から運ばれてきたウナギを日本に生きたまま空輸するため、氷水と一緒に袋に入れて次々と箱詰めしていました。 稚魚のシラスウナギはここ数年不漁が続いていて、台湾から日本への養殖ウナギの輸出量はことし1月から先月までの間で去年の同じ時期より4割近く落ち込んでいます。 ウナギを巡っては先月、IUCN=国際自然保護連合がニホンウナギを絶滅危惧種に指定するなど、資源の保護を求める国際的な声が高まっています。 台湾のウナギの輸出業者は、「いまだに適切な保