【埼玉県】コエドブルワリーを訪ねて - デザインプロジェクト - D&DEPARTMENT埼玉県の三芳町にあるコエドブルワリーの工場にて、社長の朝霧さんからコエドビール誕生の歴史を伺いました。 三芳町と、隣接する川越や所沢をまたいで広がる「三富（さんとめ）地区」は「関東ローム層」と呼ばれる火山灰の積もった土壌で、近くに川が無いため昔から慢性的な水不足に悩まされていた地域でした。 水が無いため、稲作は難しい。そこで江戸時代に奨励されたのが、サツマイモの栽培でした。（火山灰の土なので地中には障害物が少なく、根っこものの野菜を育てるのにはむしろ好都合なんだそうです。東京北部の練馬で大根が名産品なのも関東ローム層によるものです。） 三富地区では畑を細長く均一に区画分けして端に家を建てて整備し、畑からの風よけには広葉樹が家を囲うように植えられました。また同時に、畑ごとに種まきの時期を少しズラして地域全体の収穫期を長くする、風よけの木の落ち葉を自然の堆肥にするといった手法も考案され、そのや
