「コンテンツにお金を支払わない日本人」を相手に、メディアと広告の未来はどうなっていくのでしょうか(写真:Mills/PIXTA) サッカーワールドカップや紅白歌合戦も「テレビ放送」ではなく「ネット動画」で観戦、視聴する人が増えている。「通信と放送の融合」というよりは、「通信による放送の侵食」が進んでいるが、「コンテンツにお金を支払わない日本人」を相手にメディアと広告の未来はどうなっていくのか? 『ITナビゲーター2023年版』を上梓したコンサルタントが解説する。 クロアチア戦、ABEMA視聴者2343万人 2022年大晦日の「第73回NHK紅白歌合戦」第2部の平均世帯視聴率は、関東地区35.3%関西地区36.7%(ビデオリサーチ調べ)で、過去2番目に低い数字となったが、この「視聴率」自体の意味が薄れつつある。
JR東海によると18日午後1時40分頃に東海道新幹線の豊橋駅~名古屋駅間の架線に異常が認められ、復旧作業に伴い上りは新大阪~静岡間、下りは東京~新大阪の全線で運転を見合わせていると発表した。東海道新幹線の運転見合わせにより、直通する山陽新幹線にも遅れが出ている。 同社は運転再開は同日午後4時30分頃と見込んでいるが、「作業の進捗状況により、この見込みは前後する場合があります」と公式サイトで案内している。 SNSでは止まっている新幹線に乗り合わせている人による書き込みが多数寄せられており、名古屋に向かっているとみられる客は「新幹線の遅延で(Hey! Say)JUMPの(バンテリン)ドームに間に合わない」と書き込み、新大阪駅で足止めされている客は「新大阪駅が大混乱中です」とつづった。
私事ですが、11月15日をもってアイティメディアを退職し、約10年関わってきたねとらぼの編集・運営業務から離れました。 いやー10年もいたのかと我ながら驚いていますが、いたらしいです(ちなみになんかモメたりしたわけではなくただの転職)。 そんなわけで、この記事はいわゆる退職エントリというやつになります。 ねとらぼという得体の知れないサイトのわりと初期から関わらせていただき、10年かけてそれなりの規模にまで育ててこれたというのは、なんだかんだで自分にとってはかなり貴重な経験でした。せっかくなので、ねとらぼがどのようにしてあの形になったのか、中の人は日々どんなことを考えて更新していたのかなど、怒られない程度に書き残しておきたいなと思います。 (といいつつ結構いろいろ書き散らかしたので、怒られたら五体投地してすぐにごめんなさいする所存です) 自分がねとらぼでやったこと自分がアイティメディアに入社
9月9日、ドミノ・ピザの執行役員6人が優秀な成績を収めた熊本迎町店の店長とクルーに休暇を与えるため、1日間運営を代行しました(関連記事)。ピザ作りや接客などの業務へガチで取り組んだ結果、売上は予算の3倍に達し、全940店舗中7位を記録したとのことです。 クルーの制服で現場に入った偉い人たち 生地を作るトッドCMO(左)と、ベンCOO(右)。もはや職人の風格 事の起こりは、ドミノ・ピザが2度に渡って実施した「Lを1枚買うとMが2枚無料もらえるキャンペーン」(関連記事1/2)。企画は好評を博するも、注文の殺到で混乱が生じ、SNSでは現場で対応するクルーを心配する声も上がっていました。 これを受けて、ドミノ・ピザでは2回目のキャンペーン中に顧客から最も高評価を集めた店舗に「夏休み休暇として特別有給休暇(法定外有給休暇)を1日付与する」と発表。その結果熊本迎町店が全国ナンバーワンとなり、休暇中のク
Engadget日本版が2022年3月いっぱいで更新を停止し、5月1日を以て閉鎖された。17年という長い間、多くの人に親しまれたメディアの突然の終焉には、少なからず驚かされた。 4月21日に、かつてのEngadget関係者を集めたお別れパーティが、Engadgetゆかりの地、秋葉原にある「アーツ千代田 3331」で開かれることになり、筆者はそのためだけに宮崎から上京して、別れを惜しんだ。 ところが当日、Engadget日本版の最初のメンバーであるIttousai氏を編集長に、新メディアがスタートすることが発表されたのである。 そしてこの新メディア創刊は、多くの他のメディアに取り上げられた。競合他社の創刊を各社が報じるなどというのは、なかなかないことである。それだけEngadgetは多くの人に愛されたということであろうし、Ittousai氏のキャラクターもまた愛されたということであろう。 筆
初めましての方は初めまして。そうでないかたは大変お待たせしました。テクノロジーメディア TechnoEdge テクノエッジ、本日より始動します。 テクノロジーのカッティングエッジ / 最先端からの興奮と驚きを、未来が現実になってゆく感動を共有する媒体を目指して、編集部一同、やりたい放題に粉骨砕身してゆく所存です。 創刊にあたって改めまして、テクノエッジ編集長の Ittousai と申します。前職では2005年から約17年ほど、米国に本拠地があるガジェットブログの日本版編集部に所属しておりました。 多くの皆様にご愛顧いただいたEngadget日本版が今年3月で終了したことから、弊誌は「事実上の後継媒体」とご紹介いただくことも多いのですが、現在も更新中の米国版・中国版Engadgetと運営上の関係はなく、私を含めスタッフの一部が共通している以上の関連はありません。 何より、Engadgetは多
Engadget日本版はなぜ終わったのか、最後の編集長・矢崎飛鳥氏に聞く(第3回) 編集スタッフの「次のフェーズ」はどうなるのか(1/4 ページ) Engadget日本版とTechCrunch Japanはなぜ閉じることになったのか。Engadget日本版最後の編集長だった、矢崎飛鳥氏との対談の3回目をお送りする。長年の友人同士の対談なので、多少言葉づかいが荒いところがある点は、ご容赦いただきたい。 本記事はもともと、筆者(西田)と小寺信良氏が共同運営するメールマガジン「小寺・西田のマンデーランチビュッフェ」および、そのnoteマガジン版「小寺・西田のコラムビュッフェ」に、4月4日の週から5月9日の週にかけて掲載されたもので、本記事はその短縮版の3回目となる。 Engadget日本版はなぜ終わったのか、最後の編集長・矢崎飛鳥氏に聞く(第1回) 「矢崎Engadget」はいかにして生まれたの
Engadget日本版はなぜ終わったのか、最後の編集長・矢崎飛鳥氏に聞く(第2回) 終わりは突然やってきた(1/4 ページ) Engadget日本版とTechCrunch Japanはなぜ閉じることになったのか。Engadget日本版最後の編集長だった、矢崎飛鳥氏との対談の2回目をお送りする。長年の友人同士の対談なので、多少言葉づかいが荒いところがある点は、ご容赦いただきたい。 本記事はもともと、筆者(西田)と小寺信良氏が共同運営するメールマガジン「小寺・西田のマンデーランチビュッフェ」および、そのnoteマガジン版「小寺・西田のコラムビュッフェ」に、4月4日の週から5月9日の週にかけて掲載されたもので、本記事はその短縮版の2回目となる。 Engadget日本版はなぜ終わったのか、最後の編集長・矢崎飛鳥氏に聞く(第1回) 「矢崎Engadget」はいかにして生まれたのか Engadget日
ご存じの方も多いかと思うが、 Engadget日本版とTechCrunch Japanは、3月31日いっぱいで更新を終了した。4月末まで記事を読むこともできたが、それ以降は検索することも、読むこともできなくなっている。 背景にはどのようなことがあったのか、気になる方も多いと思う。 そこで、 Engadget日本版の編集長を務めた矢崎飛鳥氏に直接語ってもらうことにした。Engadget日本版というメディアがどんなメディアだったのか、そして、それがどのような経緯で日本での歴史を閉じることになったのかを、筆者との対談の形で語っていく。長年の友人同士の対談なので、多少言葉づかいが荒いところがある点は、ご容赦いただきたい。 本記事はもともと、筆者(西田)と小寺信良氏が共同運営するメールマガジン「小寺・西田のマンデーランチビュッフェ」および、そのnoteマガジン版「小寺・西田のコラムビュッフェ」に、4
こうしたことは過去にも例がなかったわけではない。 Webメディアだけに限らず、個人のブログがサービス終了によって一斉に読めなくなる、ということもあった。2019年に、「Yahoo!ブログ」が終了して以前のブログが読めなくなったことは、その典型例だろう。 それらはどういう意味を持つのか? 少し考えてみよう。 この記事について この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2022年4月25日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みはこちらから。さらにコンテンツを追加したnote版『小寺・西田のコラムビュッフェ』(月額980円・税込)もスタート。 「ネットで見つからないと、存在しない」問題 「記事がなくなってもいいんじゃないか。調べごとをする人にしか関係はない。どうせいつ
3月31日に記事の更新を終え、4月末には全記事が削除されるテクノロジーニュースサイト「エンガジェット日本版」。4月21日、その後継となるメディアの存在が明らかになった。新メディアの名前は「テクノコア」。編集長を務めるのはエンガジェットを日本で立ち上げ、独特な文体と切り口で高い人気を誇るIttousai氏だ。 Ittousai氏を運営面で支えるのは、2013年から2016年までエンガジェット編集長としてIttousai氏とタッグを組んだ鷹木創氏。組織がどのような形態になるかは未定。「今決まっているのは名前くらい」と鷹木氏は話している。 サイトオープン時期については「6月オープンに向けて頑張っています」と鷹木氏。2人以外の編集部構成は非公開だが、当時のエンガジェットを支えた2人が今度はガジェットに限定せず広くテクノロジーの話題を追うWebメディアを立ち上げる。 現時点ではTwitterアカウン
インターネットの普及で紙媒体の衰退が著しい。中でも新聞業界の苦境は深刻だ。業界の雄として長年君臨してきた朝日新聞社とて例外ではない。2020年度決算では創業以来最大となる大赤字を記録、早期退職者の応募には数多くの社員が応じるなど、かつてない激震が築地本社を襲っている。一体、朝日新聞社の中で何が起きているのか。同社OBがその内幕を明かす。 デジタル化の波に乗り遅れた朝日 朝日新聞社に「エー・ダッシュ(A’)」という社内報がある。季刊で発行される60ページほどの冊子だ。新規事業の説明や職場の話題などが紹介されている。2021年の夏号は、新聞の電子版など同社が力を入れるデジタル事業の特集を組んでいるが、時代の波に翻弄(ほんろう)される大手プリントメディアの苦悩や窮状が紙背からじわりとにじみ出す内容になっている。 社内報の冒頭は、新社長が21年6月の株主総会に報告した20年度決算や個別の事業報告に
今日、TechCrunch JapanとEngadget日本語版が、5月1日に閉鎖されるという発表がされた。 ウソだろ、という思いもあれば、いつかそうなるだろうと覚悟していた思いもある。 日本のネットメディアも一斉に記事にしているし、ヤフトピにも取り上げられたようだが、残念ながらリリース以上の内容を書いている記事は見つけられなかった。 そういうものかもしれない。 今となっては、数多あるネットメディアの中の二つのサイトが閉鎖されるというニュースにしか聞こえない人も多いだろう。 でも、違う。 この二つのサイトの閉鎖のニュースは、ブログメディア黎明期の歴史を知っている人たちからすると、本当に大きなニュースなのだ。 人によっては異論があるかもしれないが、TechCrunchとEngadgetは2005〜2007年頃のブログメディア黎明期において、間違いなく日本のブログ界隈のヒーローだった。 Eng
エンガジェット、TechCrunch日本版の終了を惜しむ 海外メディアの運営って結構大変という話:ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(1/5 ページ) 経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。 ヤマー EngadgetとTechCrunchの日本版終了のニュース、びっくりしました……。運営元のBoundless(旧Verizon Media Japan)が3月31日に更新終了、5月1日に閉鎖すると発表しました。 「エンガジェット日本版」「TechCrunch Japan」終了へ 5月1日で閉鎖 マツ テックメディア界に激震が走りましたね。 ヤマー 同業なので尚更なのもありますが、「え???」ですよ。 マツ
日頃より、当社運営のメディアサイト「TechCrunch Japan」および「エンガジェット日本版」をご利用いただき、誠にありがとうございます。 当サイトは、開設以来、多数の方々にご利用いただいてまいりましたが、2022年3月31日をもちまして、日々の更新を終了し、2022年5月1日にサイトを閉鎖させていただくことになりました。 日頃よりご愛読いただいている皆さま、当メディアを活用し、広告出稿をいただいている広告主および広告代理店の皆さまにおかれましては、突然のお知らせとなりましたことを深くお詫び申し上げます。 2006年よりTechCrunch Japan、2005年よりエンガジェット日本版のサイトをスタートし、より良いニュースサイトの提供を目指し、運営を行ってまいりましたが、米国本社のグローバル戦略に伴い、この度の決定となりました。 なお、2022年5月1日をもちまして、両サイトを閉鎖
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