リモートでリアルタイムバンドセッションができるヤマハの「NETDUETTO」を試してみた。結論からいうと、セッションはヨレヨレで何一つうまくできなかった。だからといってNETDUETTOに対し、いまこの時点で「使えないアプリケーション」と烙印を押すつもりはない。むしろその逆で、通信環境や演奏スキルが高次元でバランスよく整えば、withコロナ、afterコロナ環境のバンド版“新しい生活様式”を実践する上で大いに期待が持てる超有望アプリケーションだと感じた。リハスタ(リハーサルスタジオ)が使えなくてもバンド活動ができる。 なぜヨレヨレになってしまったのか。その理由を語る前に、まずセッションのメンバー構成を紹介しておこう。 このコラムの筆者でもあるライターの山崎潤一郎がベースを担当。ボーカルとキーボードは本コラムの編集担当「松尾P」氏。指ドラムを叩いてくれたのは、iPadドラムアプリを叩かせたら