国内端末市場の縮小、Appleを筆頭とする海外メーカーの台頭など、日本の携帯電話メーカーを取りまく環境は日増しに厳しさを増している。個別機能やデバイスの先進性で見れば日本メーカーにもまだ多少の優位性はあるものの、今後のトレンドであるデザインやソフトウェア、インターネットサービスとの連携ではiPhoneや海外のスマートフォンに後れを取った。国内販売台数が伸びない中で、規模の経済を背景に高品質・高性能なモノ作りを行うAppleなど海外メーカーに対抗するのは難しい状況になっている。 今の日本メーカーに足りない「規模」をどう確保するのか――。その1つの答えとも言えるのが、NECカシオモバイルコミュニケーションズの設立だろう。国内携帯電話市場を黎明期から支えた老舗NECと、コンシューマーブランドとして人気のカシオ・日立が合併。国内に生き残りと再生に必要な“足場”を作り、世界展開を狙う。 日本メーカー
【ニューヨーク=山川一基】米マイクロソフト(MS)は12日、同社の最新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」を搭載し、薄くて持ち運びができる新型情報端末の新製品を、ソニーや東芝、パナソニックなど21社が年内に発売する、と発表した。人気商品となった米アップルの新型情報端末「iPad(アイパッド)」に対抗する製品となりそうだ。 MSのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)が、開発者を集めた会議で明らかにした。同社は新端末を「スレートパソコン(石板PC)」と呼んでいる。画面を触ることで操作でき、動画や電子書籍を楽しめるなど「iPad」との共通点が多そうだ。 MSによると、参画するのは、日本メーカーではほかに富士通、オンキヨー。米ヒューレット・パッカードやデル、中国のレノボ、韓国のサムスン電子なども加わっており、各社が別々に新製品を開発、発売する。 iPadやスレートPCは「タブレット(
完成品の『TK-80』を掲げる、開発者の渡邊和也氏。 1996年に刊行した『計算機屋かく戦えり』という本を再構成して、新書として出すことになった(アスキー新書『日本人がコンピュータを作った!』)。新書編集部のHさんから最初に企画を聞いたときには、「なぜ?」と思ったが、原稿を校正しているうちに「いまこそ読んでほしい本だ」と気がついた。 日本のコンピュータは、米国よりも10年遅れて動き出す(ENIACが1946年、日本のFUJICが1956年である)。その間に、米国プリンストン高等研究所の「ISA計算機」の設計が公開されて、世界中でそのコピー機が作られる。しかし、オキュパイド・ジャパンの日本だけは蚊帳の外だった。 そんな状況で、日本はどうやって「コンピュータ」というまったく新しい技術をものにしたのだろうか。 『計算機屋かく戦えり』は、日本のコンピュータのパイオニアたちのインタビュー集だが、どち
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