幼い子どもが主に感染し手足や口に発疹ができる「手足口病」の患者が増加しているとして、東京都は流行の警報を出し、こまめに手を洗うなど予防の徹底を呼びかけています。 まれに脳炎などの重い症状を引き起こすことがあり、例年、夏に患者数が最も多くなります。 東京都によりますと、先月30日までの1週間に都内260の小児科のある医療機関から報告された手足口病の患者数は1325人に上りました。 1つの医療機関当たりの患者数は5.1人で、警報基準の5人を超えたことから、都は4日、手足口病の流行の警報を出しました。 都が警報を出すのは、おととし7月以来2年ぶりです。 また、都内31の保健所ごとにみると、1つの医療機関当たりの患者数が警報レベルとなっているのは10の保健所で、このうち江東区が15.33人と最も多く、次いで中央区が13人、目黒区が10.8人、などとなっています。 手足口病は、せきやくしゃみのほか、