古代、中世、近代、そして現代と、歴史を区切った「時代区分」についての学術書をご紹介いたします。歴史書というよりは、「◯◯時代」と呼ばれる時代区分を作り出した歴史家の思想や、作り出された時代区分の影響について考察されている本です。ですので、少し哲学的な内容となっていますが、歴史が変わりゆくものであるということを考える格好の教材となるのではないでしょうか。 ジャック・ル=ゴフ 『時代区分は本当に必要か?』 時代区分は本当に必要か? 〔連続性と不連続性を再考する〕 作者: ジャックル=ゴフ,Jacques Le Goff,菅沼潤 出版社/メーカー: 藤原書店 発売日: 2016/07/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 内容紹介 人間の歴史認識において「時代区分」はいかなる意味を持つのか? 我々の歴史認識を強く束縛する「時代」という枠組みは、いかなる前提を潜ませているのか。アナ