ファンタジーもボーイミーツガールも全部入り さあさあ、よってらっしゃい見てらっしゃい。明るく楽しい冒険活劇だよー! そう劇場の入り口で呼び込みしたくなるぐらい、細田守監督の劇場アニメ最新作『バケモノの子』は、堂々とした冒険活劇です。エンタメ度や作画のリッチさを数値化できるなら『天空の城ラピュタ』にも肩を並べるはず。 チケットのお値段以上の満腹感を持ち帰れることは保証付き。 両親が離婚して母とも死別した9歳の少年。無神経な親戚の手を逃れ、渋谷でバケモノの格闘家・熊徹と出会い、その背中を追ってバケモノ界に迷い込む。そこで熊徹に九太と名付けられ、奇妙な共同生活と親子のような関係が始まり……。ひとりぼっちの少年が「バケモノの子」になるあらすじには、理解につまずくところが一つもなし。 様々なお店や通行人、坂道だらけで起伏ある地形も、日本をギュッと詰め込んだような渋谷の街。 そんなディテールまで描かれ
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