"Attack on Titan"2013/JP 2クールにわたり放映されたアニメ『進撃の巨人』が終了した。陰惨かつ過酷な世界観、謎が謎を呼ぶストーリー展開、そして血湧き肉躍る活劇性でぐいぐいと引っ張り、半年間本当に楽しませてくれました。ちなみに連載中の諫山創氏の原作に関しては数年前に3巻まで読んでやめてしまったのですが、このアニメは日本が世界に誇れるジャパニーズ・カイジュウ・カルチャーの最新型にして金字塔だと確信しています。『パシフィック・リム』にとどめを刺され、「日本の怪獣映画は終わった」と皮肉まじりにうそぶく人たちもいますが、いやいや私にとっては『進撃の巨人』こそが見たかった世界なのだった。 まずは巨人がちゃんと怖い。薄ら笑いを浮かべつつ緩慢な動きで人間を襲い、むさぼり食う巨人たち。ゾンビものの亜流と見る向きもあるが、もっとも近いのは『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』のモ