十徳ナイフを車内に置いていたとして、軽犯罪法違反の罪に問われた30代男性を無罪とした新潟簡裁の差し戻し審の判決が15日、確定した。控訴期限の14日までに新潟区検が控訴しなかった。 男性は簡裁での一審の有罪判決を受けて控訴し、東京高裁が原判決を破棄し、簡裁に差し戻した。2月28日の差し戻し審の判決は、男性の主張通り、十徳ナイフの携帯は災害用で「社会通念上相当と認められる」としていた。 ...
判決から3ヶ月も経ってしまいましたが、ようやくレポートとしてまとめることができたので、8月31日に受けた控訴審判決についてお知らせします。 私を被告人とする偽計業務妨害被告事件の控訴審(東京高裁・細田啓介裁判長)ですが、すでに報道されている通り、結果は残念ながら控訴棄却となりました。本稿では、この判決についてくわしく見ていきたいと思います。 なお、公開裁判の原則に鑑み、本件訴訟を誰でも検証できるよう、判決書を含む裁判記録は一部個人情報等を伏せたうえで以下リンク先にて公開しておきます。 Googleドライブ - 刑事裁判記録 争点の確認判決を解説する前に、改めて裁判のポイントを整理させてください。 この裁判で私が主張していたのは、私は悪くないということ…ではなく、「業務妨害の故意は存在しなかった」という事実です。 大前提として、民事裁判では過失でも損害賠償の責任が生じますが、刑事罰は「あえて
新型コロナウイルスに感染したまま退院する患者がいる――。そんなデマを入院先の男性医師にLINEで流されて拡散を呼びかけられたとして、元患者の40代女性が、医師と病院側に330万円の賠償支払いを求める訴訟を起こした。医師は発信内容の誤りを認め、「医療従事者として不適切だった」と謝罪しているという。 女性が入院していたのは、鹿児島県徳之島町にある「徳之島徳洲会病院」。 訴えなどによると、同病院の医師は今年5月、「うちの患者が飲酒行為などをしたため保健所から強制退院の指示が出て、陽性のまま退院します。拡散してください」とのメッセージを、知人らが参加するLINEグループに送信。女性の実名や年齢、勤務先なども記された内容が実際に広まったという。 メッセージを送った理由として「個人情報より人の命が大事なので拡散してください」とも書き込んだという。 「コロナのやつを雇うな」 職場に電話も しかし陽性のま
2020年10月、警察から「交通単独事故」として報道発表された事故。およそ1カ月半後、運転していた男が殺人容疑で逮捕された。事故の真相は、弟が、故意に事故を起こし、同乗していた実の姉を殺害した「殺人事件」だった。そして、その裁判が始まった。 【画像】自らも大けがをした高沢翔悟被告(22) 高沢翔悟被告(22)は、千葉県・市原市で、車を走行中に、故意に速度を加速させながら、法面へ乗り上げ、電柱に衝突させるなどして、同乗していた実姉の絵里香さん(当時26)を殺害した罪に問われている。 初公判で起訴内容認める 父親は「寛大な処分を・・・」9月30日、千葉地裁で開かれた初公判に、高沢被告は頭を丸刈りにして出廷。検察官が朗読する起訴状を、姿勢正しく、前を見つめたまま聞いた後、裁判長に「事実に間違いはありませんか」と問われると、はっきりとした大きな声で「間違いありません」と答えた。 法廷では、検察官が
同人誌違法アップロードサイト「同人あんてな」を同人誌作家が訴えた裁判が、2020年12月に決着していたことが分かりました。最終的には和解となり、十分な和解金を得ることができたとのこと。また裁判の中では、実質的なサイトの運営者として、“れそ”こと上西恒輔氏の関与も明らかになったといいます。 サイト「同人あんてな」(現在は閉鎖/画像加工は編集部によるもの) 2019年にお伝えした「同人誌まとめサイト『同人あんてな』に同人作家が1000万円請求 香港企業装い運営か」の続報。原告は2018年、自身の作品がサイト「同人あんてな」に無断でアップロードされているのを発見し、著作権を侵害されたとして、サイトの運営者に対し1000万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていました。なお、その後の調査でより直接的に運営に関わっていた人物を突き止めることができたため、このときの被告とは和解し、新たにその人物(れそ氏と
始めまして。 そして、これが最初で最後の投稿になります。 今までこのような投稿をしたことがないため、誤字脱字やダラダラと長く読みにくいことを先に謝らせて頂きます。 そんな私がなぜnoteを書いてみようと思ったのかをこれから少しお話しさせて頂きたいと思います。 具合が悪くなってしまう方がおりましたら申し訳ございません。 個人の匿名での投稿ですので、特定の方への誹謗中傷や批判、宗教関係の布教、報復、アフィリエイトや詐欺などに誘導するような投稿では決してありません。 信じるかどうかは読んで下さった方自身で判断して頂くことや、どなたかを臆測で特定しSNSなどで批判するようなことは絶対にやめて下さい。 悲しいことの繰り返しになります。 そのことに対して何か問題が起きたとしても私は一切責任を負えないことを御理解下さい。 最近の誹謗中傷問題に対し、少しでも早く改善できることを願い前向きに投稿しています。
神奈川県警察警務部監察官室に対し、神奈川県警察本部(告訴センター)における告発状の受領拒否について、公開質問状を送付しました。 当ページにおいて質問および回答の内容(回答なき場合はその旨)を公開します。 1 質問の趣旨 神奈川県警察本部刑事部告訴センター職員の下記所為は、 (1)犯罪捜査規範第63条第1項 (2)裁判例(東京高裁昭和56年5月20日) (3)平成15年4月1日付副総監通達甲(副監.刑.2.資)第15号 (4)平成24年12月6日付警察庁通達(丙刑企発第103号、丙生企発第140号、 丙企分発第47号、丙交企発第138号、丙備企発第121号、丙外事発第119 号) に照らし、明らかに不当と思われるので、神奈川県警察本部警務部監察官室の見解をご回答願いたく、質問をおこなうものである。 なお、本件における神奈川県警察本部刑事部告訴センター職員の一連の言動から、当方における神奈川県
『THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH Online』(以下、KOF98 UMOL)のガチャにて、バナーに表示されている確率よりも、実際に排出される確率がはるかに低く見える不当表示を巡り、返金を求めた裁判が決着し、原告Tomasさんのブログで裁判が和解に至ったことが発表された。 (今回のKOF訴訟についてのご報告) 最初の情報からかなり時間がたってしまっているので、今回は順を追って説明していこう。 今回の裁判は、『KOF98 UMOL』のガチャキャンペーンで目玉キャラクター“クーラ”の排出率が、バナーから読み取れる確率より実際の確率が著しく低いという事件があり、有利誤認させる“不当表示”が疑われたことに始まる。 ▲出現確率3%と記載があるが、実際の確率は0.333%。訴訟後に消費者庁によって有利誤認と認定され、『KOF98 UMOL』には措置命令が
2018年8月に徳島県松茂町の国道11号交差点で、赤信号を自転車で横断しようとした女子高生が車にはねられ死亡する事故があり、徳島地裁は22日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた乗用車の男性(49)に「過失を認めることはできない」として無罪判決を言い渡した。求刑は罰金30万円だった。
いま工事現場などでよく見かける、独特なデザインの“ファン付きウェア”「空調服」。例年厳しい暑さが続く日本では欠かせないヒット商品となった。 しかし、そんな空調服をめぐる「訴訟問題」があることをご存じだろうか。9月5日に東京地裁で判決がくだされたこの問題を、密かに追っていたのが、『訴訟合戦』の著書もある経営コンサルタントの竹内謙礼氏だ。作業服業界全体にも波及するかもしれない、「熱い裁判」の行方はいかに。 「空調服」はパクリだった? 工事現場で変わった服を見かけるようになった。腰に小型の扇風機がついており、上着が空気で膨れ上がっている。 「空調服は夏の必需品なんです」 教えてくれたのは知人の作業服店の店主。最近、爆発的に売れているという。服に扇風機のファンをつけるとはナイスアイデア。早速、取材しようと思ったところ、店主は顔をしかめた。 「この空調服、訴訟問題とかあってややこしいんですよ」 夏を
2019年2月5日(火) 【特集】小5の息子を殺害された遺族に「数百万円」の経済的負担…なぜ? 被害者家族が直面する「現実」 4年前の2月5日、和歌山県紀の川市で当時小学5年生だった11歳の男の子が、近所に住む男に殺害されました。 突然息子を失った家族には、経済的な負担が追い打ちをかけています。 理不尽な現状を少しでも変えなければならない。家族は、自ら動き始めています。 ■民事訴訟で確定しても…支払われない「損害賠償」 【森田都史君の父親】 「おはようございます。都史君。もう言うてる間に4年になるけど、 お父さんとか都史くんの無念を何とか晴らせるように持っていけたらいいなと思います」 4年前、11歳で突然命を奪われた次男の遺影に、父親は今も毎日話しかけています。 2015年2月5日、和歌山県紀の川市の自宅近くの空き地で小学5年の森田都史くんが頭や胸などを刃物で切り付けられ、 殺害されました
■ 裁判官のツイッターが処分対象に。 東京高裁の裁判官である岡口基一さんが、ツイッター投稿を理由に、勤務先である東京高等裁判所から、最高裁に懲戒処分を申し立てられています。9月11日、処分を裁く分限裁判が最高裁で行われたので、様々報道がなされています。 ツイッターで裁判の当事者の感情を傷つけたとして東京高裁が懲戒を申し立てた同高裁の岡口基一裁判官(52)について、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は11日、「分限裁判」を開いた。非公開だったが、岡口氏側は「懲戒権を発動すれば『表現の自由』を侵害し、裁判官の独立をも脅かす」などと反論したという。ツイッターをめぐり、裁判官が分限裁判にかけられるのは初めてだ。 出典:朝日新聞ウェブ版 裁判官の懲戒の手続は、裁判官分限法という手続で行われるのですが、非公開の裁判となっています。 しかも、東京高裁に努めている裁判官の懲戒はさらに上のランクの裁判官に
「これが自分の限界です」「自分みたいに負けないで」ーー。そう遺書を残して2005年に自ら命を絶った男性の過労自殺事件が、13年の月日が経過し、ようやく終わろうとしている。 横浜市の電気通信設備会社に勤務していた男性(当時27)は、2005年7月末の午前3時、深夜業務後の帰宅途中に交通事故を起こし、けがのため出勤できなくなった。その直後に精神障害を発症。2005年8月10日、自ら命を絶った。亡くなる1か月前の2005年7月、会社の売り上げは通常の23倍にのぼり、男性は約177時間もの時間外労働をしていた。 今回の事件で会社側は自分たちの非を認めず、虚偽説明や故人への誹謗中傷を繰り返した。 遺族が損害賠償を求めた訴訟の尋問で、社長は「36協定とかは全然わからないで会社を作っていました」と証言。1日の労働時間は8時間、1週間40時間を超えてはならないと定める労働基準法についても「すみません、それ
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