株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
一時すごくたくさんあった「ある99円ショップ」が、急にどんどん「コンビニ系ストア100みたいな感じの店」になっていった。経営を行っていたコンビニ会社が、「支店経営」の「ある99円ショップ」から「フランチャイズ経営」の「コンビニ系ストア100みたいな感じの店」に切り替えていったのだ。 フランチャイズ契約にしてしまえばそれぞれの店舗の店長は独立した経営者だから、残業とか過労とか関係ない。以前、99円ショップが過労死寸前の若い店長に訴えられて負け、その結果学んだ対処が、これだ。(そう思わざるを得ない。) 必死に就職活動して、入社して間もなく頑張りを認められて「よし、今日からきみが店長だ!」とか言われて、断れるだろうか。しかも、オシャレでグローバルで大手で狭き門で成長企業、みたいな会社でもこういうことが起こっている。 「就職難で学生が必死に仕事を探している。 それを利用して大量に採用し、こき使って
最近、街を歩いていても「子ども」に目がいってしまう。下は赤ん坊から上は小学生くらいまでか。我ながら怪しいと思うが、別にロリコンではない。近々、育児に対応する可能性が高く、大量にいろいろと本を読んだからか、子どもで頭が膨らみ、つい観察してしまうのだ。私は養老孟司氏が主張するように「昆虫採集してたら子供は育つ」派なのだが、残念ながら、休日の公園などでは、携帯電話やニンテンドーDSを持っている子供はいても虫取り網を持っている子供など見かけない。冬だからか。東京だからか。考えてみれば、山下清のようなランニング姿で虫を追いかけている小学生が2011年にわんさかいたら、それはそれで違和感がありすぎる。「俺はザリガニ釣ってたぞ」と叫んでも、時代の変化がない方がおかしいのだろう。ただ、子どもの目に見える変化以上に、子ども取り巻く環境が激変していることが本書を読むといやなほどわかる。 1章は学校から子どもが
2012/1/1910:14 震災後の日本社会と若者(最終回) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html 「震災後の日本社会と若者」(2) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1884961.html 「震災後の日本社会と若者」(3) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1885407.html ■信頼が崩れた 小熊 それでは最後に、震災で何が変わったのか、について語りましょう。私は一番変わったのは、秩序に対する信頼感だ
2012/1/189:56 震災後の日本社会と若者(3) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html 「震災後の日本社会と若者」(2) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1884961.html ■3.11で何かが変わったのか 古市 一口に「震災後」といっても、その人の住む場所や置かれたポジションによってまったくリアリティが違うなと思います。東京など中央にいた言論人によく見られた言説ですが、3.11をきっかけに日本は変わって、新しい公共性や希望が生まれるというよ
2012/1/179:40 震災後の日本社会と若者(2) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「震災後の日本社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html ■若者論はなぜ繰り返されるのか 小熊 ところで、若者論というものが今どういう意味を持つかを話しましょう。「若者はだらしない」の類の言辞は太古の昔からあるといわれ、あなたも書いているように、戦前も戦中も戦後も若者論はありました。しかしそれが定着したのは、これもあなたが書いているように、日本では高度経済成長期からです。これは階級要因が退いたからです。 「若者論」も同じだったと思います。1960年代には大学進
2012/1/169:46 震災後の日本社会と若者(1) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「3.11で社会は変わった」という言説に根本的な疑問を投げかけ、震災後の若者たちの反応は「想定内」だった、と喝破した若き社会学者・古市憲寿さん。人は自分がリアルタイムで経験した事件を過大評価しがちである、と指摘する小熊英二さん。この両者が古市さんの新刊『絶望の国の幸福な若者たち』で提示された「震災後」の論点に検討を加え、「本当に震災後に日本社会は変わったのか」改めて語ります。はたして今、研究者は何ができるのか——。(東京堂書店HPより) 絶望の国の幸福な若者たち 著者:古市 憲寿 販売元:講談社 (2011-09-06) 販売元:Amazo
迷子になって、トボトボ行く先も分からぬ道を1人で歩いて行くのは心細いものである。夜の暗さに脅え、獣の啼く声を遠くに聞いて、行方も知らぬ道を1人でいつ果てるともなく歩き続ける。その先に待っているのは、のたれ死ぬか、餓死。 世間の人達が持っている「ひきこもり」に対するイメージはこんな所ではないかと思う。高等遊民だの、甘えだ、珍獣などという意見は別にして。 それでも何時か人は、道ばたに咲いている野の花の美しさに心癒やされ、月明かりの明るさに心奪われる思いがする。そして、うつむきながら歩いている人の近くに同じようにして歩いている人がいる。 その人は「まぁ、もう少し気楽に歩こうよ、肩の力を抜いて」と言いながら。でも自分が傍らの石につまずき転びそうになる。「あ、あぶねぇ。ね、だから言ったでしょ、下ばかり見てたら危ないって」と少し照れ笑いを浮かべながら。(どちらが危ないんだ)と、突っ込みを入れたくなるけ
とてもいい本だ。ひきこもり歴20年という著者が書いたこの本の基本的な視点は、本書の言葉でいえば「ひきこもり資産」の活用だろう。経済学では人的資本という考えがあるが、これは労働を投資によって生産性を高めることができる資本という見方である。それに対してこの「ひきこもり資産」は、人的資本の見解とは対立している。どんなに「ひきこもり資産」に投資(=ひきこもり)しても生産性を高めることには結び付かない(まあ、絶対ではない。なぜなら著者自身この著作という「成果」を得ているわけだから)。 「ひきこもり資産」が蓄積していけば、ひきこもりの経験知を整理し、それを人に伝えることができるかもしれない。あるいはそのような整理・伝達行為が、他の人たちのひきこもり資産の低位安定を引き上げたり、またはひきこもり行為だけではなく、別な非ひきこもり行為との間でのいずれの立場をとるかという選択をする機会をひろげるかもしれない
本日、9時半より、法政大学キャリアデザイン学部において、「職業選択論Ⅱ」の講義(上西充子先生)にゲスト講師として顔を出して、若干喋って参りました。 この講義は、例の「くら」事件や「日本綜合地所」事件などを題材にしながら、先日厚労省が出した『知って役立つ労働法』を教材に、労働をめぐる現状の理解をめざす講義ということですが、先週、受講学生にアルバイトについてのアンケートを実施し、その結果を踏まえて私もコメントするという企画でありました。 このアンケート結果が結構なにで、募集では時給1000円だったのに実際に入ったら950円だったとか、毎日1時間くらいの時給は認定してもらえないとか、毎月制服代として3000円引かれると決まってから知ったので納得せざるを得なかったとか、無料の食事補助が店長が替わって有料になり、店のものをお金を払わずに食べるのは窃盗だと言われたとか、まあいろいろな事例が挙がっていま
昨晚瑞典皇家科学院宣布,北海道大学名誉教授铃木章(80岁)和美国普渡大学日籍特别教授根岸英一(75岁)获得2010年诺贝尔化学奖(准确地说,他们以及美国德拉威尔大学名誉教授理查德・海克(Richard Heck,79岁)共同荣获。) 身为一个日本人我为此感到无比骄傲和自豪!恭喜恭喜! 在某个电视台新闻节目采访中,铃木章说,日本没有自然资源,仅有的是“头脑资源”。他那句话给我留下了深刻的印象。 日本的国土面积仅仅是37.8万平方公里,什么资源都很缺乏,远远比不上中国。但日本人凭借自身头脑和勤奋而实现了飞速经济发展。以前的日本人都这样想吧,的确我们没拥有自然资源,可是拥有很多优秀的人才,人才外流就是日本的“专利”呀……。 那么现在呢?……我总觉得现在的日本人一亿“总傻瓜”,在走向白痴……(顺便说一下,现在的日本人口是1.3亿人)。日本学生学力越来越趋向于差,有些日本人不识敬语也不会念汉字,甚至
何ヶ月か前、荻上チキさんとの共著『いじめの直し方』を朝日新聞出版から出しました。 いじめの直し方 作者: 内藤朝雄,荻上チキ出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/03/19メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 800回この商品を含むブログ (20件) を見る この本は絵本になっています。ページをめくりながら、絵が目に飛び込んでくるようになっています。 わたしがこういう絵を描いてほしいと送った線画がすてきなプロの絵になっていました。 わたしが考え、しゃべったことが、チキさんによってすてきな文章になっていました。 そして、中学生にも読める本ができあがりました。 7月にTBSラジオDIGでしゃべりました。 サイトのポッドキャストで聞くことができます。 http://www.tbsradio.jp/dig/2010/07/post-216.html そのなかで、ある思考実験の
http://togetter.com/li/2704 自分の性欲の薄さや一度も女の子にアプローチしたことない性格について この本はそういう考え方の構造について説明してくれて、とても腑に落ちた。 中学のときに初めて気になった子にも、自分が何かアプローチしたら「ご迷惑」だっていう意識で なんとなく諦めて何も働きかけないまま流して疑問を持ったことが無かった。 高校では少し気になってた子がなんと見るからに拒食症になったんだけど 昔同じクラスで選択授業の同じ机のよしみでちょっと仲良く会話しただけの自分は 心配して声を掛けるのもご迷惑だし自分は相応しくないと思えてとうとう何も言えなかった。 同じ机でどんどん拒食症が進行してウツラウツラしてた彼女は大学進学する頃には立ち直ったらしかった。 多分それを最後の契機に、成長するごと女の子が気になるような感覚自体を鈍磨するように務めていったから、 ちゃんと好き
ひきこもりの〈ゴール〉―「就労」でもなく「対人関係」でもなく (青弓社ライブラリー (49)) 作者: 石川良子出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2007/09/22メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 144回この商品を含むブログ (27件) を見る 私はこの本を読んでよかったと思う。下手な小説やルポを読むより、その渦中にあるものの声が伝わってくる。 ただ私は研究者ではない。ひとりの悩んでいる人間として読んで、そこからいかなるものを得られるかということを大事にしたいと思った。この本はつまりはスティグマでいうならそれをどう「パッシング」していくか「通り抜けて(くぐりぬけて)」いくかということが主題だと思う。 もちろん制度や、それへの提言も大事でありこの本は十分既存の「ひきこもり」言説への批判になりえている。当事者中心がどうたらという理念よりも時間をかけてその渦中にあるものの言葉を重
自分が読んでない本についての書評なので、どうしようかと思ったけど、あまりにもひどい文章なので、書いておく。 今週の本棚:山内昌之・評 『自爆する若者たち…』=グナル・ハインゾーン著 http://mainichi.jp/enta/book/news/20090111ddm015070014000c.html テロや戦争を道徳的に批判するのは簡単であるが、その数字的根拠を人口問題と結びつけながら語った点に本書の意義がある。ガザやアフガニスタンやパキスタンの不安定な政治情勢を根本から理解する手がかりとして大いに参考になる本だといえよう。 これがイスラム世界の歴史なり現状なりについてあまり知識のない人が書いた書評であれば、本の内容を客観的に紹介するだけでよいのかもしれない。そして、上のような文末になっても許されるかもしれぬ。 だが、この書評を書いた山内昌之は、かりにもイスラム圏の歴史や文化を研究
以前内藤朝雄さんの『いじめの構造』を読んで大変感銘を受けた。今回の内藤さんと荻上チキさんの『いじめの直し方』は、小中学生に配慮した文体であるにもかかわらず、その内容は重厚かつ大人にこそ読まれるべきだと感じた。 いじめの直し方 作者: 内藤朝雄,荻上チキ出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/03/19メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 800回この商品を含むブログ (20件) を見るいじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書) 作者: 内藤朝雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/19メディア: 新書購入: 37人 クリック: 550回この商品を含むブログ (71件) を見る 本書の主張はシンプルだ。「いじめは社会構造が原因。いじめの解決には、精神論ではなく政策論で対抗すべき」ということ。もちろん子供向けの著作であるから、政策云々について触れ
10代:14.24歳 20代:16.77歳 全国の10代1,420人と20代2,246人を対象にしたドコモ・モバイル社会研究所の調べによると、今の10代は平均して中学2、3年生、20代は高校1、2年生でケータイを持ちはじめるのだそうです。若者が幼いころからケータイを持つことによって、彼らにどのような変化が起こったのでしょうか? 思春期をケータイなしで過ごした世代が経験したようなものとは、明らかに異なるライフスタイルがそこにあるといえます。 例えば、好きな人と話すために、ドキドキしながら、家の人が出るかもしれない固定電話にかけるといった苦労は当然ながらありません。 A男「お前、C子のアドレス知ってる?」 B男「知ってるよ、教えてやるよ」(AにC子のアドレスを転送) A男「B男から君のメアド聞いちゃった。勝手にごめんね~。今度一緒にカラオケいかない?」(A男からC子へメール) C子「
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