27日昼、名古屋市千種区の会社敷地内で見つかった盗難車が、事件処理で駆けつけた千種署員2人が現場を離れてから、レッカー業者が到着するまでの約1時間の間に、再び盗まれた。同署は「(現場を離れた)署員の事件処理の方法に問題がなかったか調査中」としている。 発表によると、同日午前8時ごろ、同区猪高町の電気設備製造販売会社から「敷地内に無断で駐車している車がある」と同署に通報があった。同署地域課の男性巡査部長(57)と男性巡査(28)が現場に駆けつけ、車体番号などから7月初旬に県内で盗まれた乗用車と確認。被害男性(34)も連絡を受け、同11時ごろ、現場で自分の車と確認した。 盗まれた時はキー付きだったが、キーが抜かれていたため、同署は被害車両を同署にレッカー移動する手続きを取った。巡査部長は盗難車を証拠品として署で預かるための書類作成のために署に戻り、巡査も交番に戻った。被害男性は車の到着を待