去年9月、石川県白山市の金沢工業大学で実験に使う土壁が倒れ、女子学生2人が大けがをした事故で、警察は安全管理を怠ったとして、60代の男性教授を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。 【写真を見る】耐震実験が行われていた大学の実験室 去年9月、石川県白山市八束穂(やつかほ)の金沢工業大学の実験室で、耐震実験の準備中に土壁が倒れ、60代の男性教授と女子学生2人が下敷きになりました。 この事故で、女子学生が頭蓋骨を折るなどの大けがをしたほか、男性教授も足などにけがをしました。 警察や大学によりますと、男性教授がクレーンを使って土壁1枚を運ぼうとした際、8枚がドミノ倒しになり、教授と学生は、大学で決められたヘルメットや作業服などを身につけていなかったということです。 警察は、男性教授が事故を未然に防ぐ注意義務を怠ったとして、きのう付けで業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。 事故をめぐっては、