三田誠@Makoto Sanda @makoto_sanda 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』『魔女推理』 『レンタルマギカ』『魔術師の青(魔法使いの嫁スピンオフ)』『レッドドラゴン(ケイオスドラゴン原案)』『ジンカン』などを書いてる文筆業の三田誠です。リンクはアマゾンの著者ページになってます。 amazon.co.jp/%E4%B8%89%E7%9…
始まりは4月だった。そのときぼくは今年のヒューゴー賞ビデオゲーム部門についての記事を読んでいた。SF/ファンタジーの最高の作品に贈られる最高の賞のひとつであるヒューゴー賞に、一回きりだが、優れたビデオゲームを表彰する部門ができるらしい。ノミネート作品は『あつまれ どうぶつの森』『The Last of Us Part II』『FINAL FANTASY VII REMAKE』『Hades』『Spiritfarer』……。 みんな2020年を象徴するような大作、話題作である。どれが賞を受賞しても納得がいくラインナップだ。特に『Hades』と『Spiritfarer』は、どちらも「光るものはあるんだけど……」なんてスタジオがついに出したスマッシュヒットで、普段インディー系のゲームを追っているぼくとしては非常に嬉しいノミネートであった。 なるほどね……と思っていると、ひとつ見落としているタイトル
なめらかな世界と、その敵 作者: 伴名練,赤坂アカ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/08/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの『なめらかな世界と、その敵』を端的に紹介すれば、SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集である。とはいえ著者伴名練の名は、SFファン以外は聞いたことはないだろう。既刊行作は『少女禁区』という約10年前に刊行された中短篇集一冊のみで、その後も企画物のアンソロジーに散発的に短篇を発表しるのみだったから、普通は知る機会は多くはない。 だが、SFファンの間では、本書の刊行前から伴名練の名は異常なほどの熱気でもって知られていた。というのも、商業発表作こそ少ないものの、同人誌に毎年のように新作短篇を発表しており、その作品の出来がまた凄まじかったからだ。それまでのSFの先行作を緻密かつ複雑に折り込み、舞
2018年の第6回ハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞した三方行成『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』。発売されるや各所からの絶賛も相次ぎ重版が決まった、2010年代SFの話題作のひとつですが、11月5日に待望の文庫版が発売します! 第1話の「地球灰かぶり姫」の全文をnoteでも全ページ無料公開。トランスヒューマンのお姫様のもとへガンマ線バーストの爆発が降り注ぐ、タイトルに偽りなしのおとぎ話をどうぞお楽しみください。 『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』 三方行成/ハヤカワ文庫JA 装画:シライシユウコ むかしむかし──の反対を言おうとすれば、いったいどんなことばになるのでしょうね。さきざき? はるか遠い未来? とにかく、女の子がひとりおりました。 名前はシンデレラといいました。環大西洋連合王国の臣民です。正式に名乗らせようとすると公開暗号鍵(キー)やら契約知性アドレスやら
ゲームは、現代を代表する表現形式である。疑うならば、電車に乗れば良い。子どもも大人も、スマホを開き、ゲームに興じている。 これだけの大勢が日常的に接しているメディアである。人々の感性や認識に影響を与えないわけはない。しかし、そうであるにも関わらず、これまで、批評・研究は、正当な目を注いで来なかった。その理由は、人類が手に入れた新しい表現形式・メディア・芸術であるゲームの正当な価値を見誤ってきたからでもあるし、既存の方法論ではゲームを論じることが困難であった、という理由にも拠るだろう。 ゲームは、少なくとも映画が払われてきたのと同じぐらいには、注目され、論じられてしかるべき表現である。映画も生まれてまだ一〇〇年ちょっとしか経っていない新しいメディアであり表現形式であり、最初は単なる見世物であり神経を刺激するだけのものと考えられてきたが、二〇世紀における映画・映像が、単なる娯楽に留まらず、人々
最近SFを読み始めたのだけれど、SF面白いね。なので、お詳しい方々、おすすめ教えてください。特に、意識とはなんぞや、とか、知性とはなんぞや、とか哲学的なテーマに踏み込めている作品を知りたい。作品自体が壮大な思考実験になっているような。最近読んだやつの個人的な評価を一応下に載せておきます ◆めちゃくちゃ面白かった グレッグ・イーガン「ディアスポラ」 グレッグ・イーガン「順列都市」 テッド・チャン「あなたの人生の物語」 ジョージ・オーウェル「1984年」 スタニスラフ・レム「ソラリス」 ◆面白かった 伊藤計劃「虐殺器官」 アーサー・C・クラーク「2001年宇宙の旅」 レイ・ブラッドベリ「火星年代記」 ◆まあまあ ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」 アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」 伊藤計劃「ハーモニー」 ◆自分には合わなかった アルフレッド・ベスター「虎よ、虎よ!」 マイケルコー
SF大賞エントリー @SFawardentry あなたも日本SF大賞に参加しませんか? 日本SF作家クラブは、日本SF大賞の選考に際し、広く一般から候補作の推薦(エントリー)を受け付けております。 第35回SF大賞エントリー期間は10月31日まで。 募集要項とFAQをご覧下さい sfwj.jp/awards/ 2014-10-19 22:58:59 SF大賞エントリー @SFawardentry 第35回日本SF大賞候補作へ、既に多くのエントリーをいただき有難うございます! 締切の気配も近づいてまいりました。10月31日、午後11時59分までの受付です。エントリー&推薦コメントは、順次、追加掲載されています。お見逃しなく! sfwj.jp/awards/Nihon-S… 2014-10-19 22:59:56
「キネマ51」:第29回上映作品は「ホドロフスキーのDUNE」 ライター:関根 圭 ライター:須田剛一 12→ グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏が支配人を務める架空の映画館,「キネマ51」。この劇場では,新作映画を中心としたさまざまな映像作品が上映される。第29回の上映作品は,映画史上最も有名な“実現しなかった映画”,「ホドロフスキーのDUNE」。 「ホドロフスキーのDUNE」 2014年6月14日 新宿シネマカリテ,ヒューマントラストシネマ有楽町,渋谷アップリンクほか,全国順次公開 (C)2013 CITY FILM LLC, ALL RIGHTS RESERVED 「ホドロフスキーのDUNE」公式サイト 須田: というわけで,今回は「ホドロフスキーのDUNE」でございます。 関根: というわけでっていう導入も不思議な感じですが。 須田: いや,もうね,須田剛一といえばホドロ
Ingress。それは緑と青の勢力に別れて覇を競う陣取り電脳ゲームである。モバイルマップから人工物(ポータル)に勢力色でマーキングし、マークされた三点を結ぶことによって陣地(コントロールフィールド)を形成する。自由の青、共存の緑、果て無き争い。 人々はIngressに熱狂し、2014年にはモバイル圏外のポータル申請のために電波塔を設置する者が現れた。そしてその年の後半にはポータル維持のために土地を取得、購入する者まで出現した。 すべての空きポータルが緑か青に染まり尽くす頃、人々はついにIngressのポータルにするためだけに(芸術的な)モニュメントを建築し始めた。新しいポータルはできるだけ他のポータルと離れていたほうがコントロールフィールドが大きくなるため、地球上のありとあらゆる白地図がターゲットになった。 ポータル建築は前述のように私有地化してから行うのがセオリーのため、なんでもない砂漠
仕事が暇なので書きました。後悔はしていない。 1中 オートマチックの虎(キット・リード) 2三 午後の恐竜(星新一) 3遊 しあわせの理由(グレッグ・イーガン) 4一 メタモルフォセス群島(筒井康隆) 5右 シェイヨルという名の星(コードウェイナー・スミス) 6左 詩音が来た日(山本弘) 7捕 たんぽぽ娘(ロバート・F・ヤング) 8二 トインビー・コンベクター(レイ・ブラッドベリ) 9投 たったひとつの冴えたやりかた(ジェイムズ・ティプトリー・Jr.) 中継 マイ・フェア・アンドロイド(岡崎二郎) 抑え 空にふれた少女(マイク・レズニック) 「それでは解説の増田さん、お願いします」 1中 オートマチックの虎(キット・リード)「SF版『山月記』。大好きなので。短いページ数ながらも切れ味のある読み応えと広い守備範囲を考慮して、1番センターで起用しました」 2三 午後の恐竜(星新一)「星新一につ
2013年03月10日14:30 SFってウソが多すぎ。宇宙では爆発しないし音は聞こえない。 Tweet 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/09(土) 20:23:23.21 ID:acskEjlK0 空気が無いのでミサイル撃っても爆発しません。 ちなみに音も空気がないので無音です。 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/09(土) 20:23:56.92 ID:WR8FkUPT0 夢が無い奴だな 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/09(土) 20:24:39.86 ID:acskEjlK0 あと当たり前のように宇宙船の中とかを歩いてる描写あるけどあれもウソ。 無重力なのでプカプカ浮かぶのが正しい物理現象。 15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/09(土) 2
井上純一(希有馬屋)『逆資本論』発売中 @KEUMAYA 来た!! この日がついに!! 原作・桜坂洋「All You Need Is Kill」 トム・クルーズ主演で2014年3月米国公開 http://t.co/1dtYuVqR 2012-10-02 00:20:59
09年に34歳の若さで世を去ったSF作家、伊藤計劃(けいかく)さんの未完の絶筆を、盟友である作家の円城塔さんが書き継ぎ、完成させた。長編「屍者の帝国」(河出書房新社、1890円)は、伊藤さんが残した400字詰め原稿用紙30枚の原稿をプロローグにして始まる。故人との共著になった本書に込めた思い、執筆の経緯などについて、円城さんに聞いた。【聞き手・棚部秀行、構成・佐々木宏之】 −−そもそもの出会いから伺えますか。 円城 最初に会ったのはけっこう遅いはずです。06年、小松左京賞に落ちても(ともに最終選考で落選)まだ会っていません。 編集(河出書房新社・伊藤靖氏) ミクシィで円城さんが「僕は早川(書房)に原稿を送ったから、あなたもどうですか」と呼びかけたのは、その落選後ですね。 円城 実際に会うのは07年5月。東京のSFセミナーで。塩澤(快浩)さん(早川書房、当時SFマガジン編集長)と3人で、1
65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/31(月) 12:44:06.34 ID:WdRgCFZV0 第32回SF大賞候補作 『ダイナミックフィギュア』 三島浩司(早川書房) 『華竜の宮』 上田早夕里(早川書房) 『希望』 瀬名秀明(早川書房) 『近代日本奇想小説史 明治篇』横田順彌(ピラールプレス) 『魔法少女まどか☆マギカ』 原作:Magica Quartet、脚本:虚淵玄、監督:新房昭之 (作品タイトル順) 選考は上記五作にて行われます。 ちょっと鳥肌がたったほむ 67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/31(月) 12:45:03.81 ID:K6DdOqhO0 >>65 場違い感
日本を代表するロックキーボードプレーヤーにしてSF作家の難波弘之氏が初音ミクに興味を持っているという話を「尻P」こと野尻抱介氏が聞きつけた。「どう転がるか全く読めない」座談会の話題は二転三転し……。 その1:SFでプログレッシブな「初音ミク」を語り尽くす 難波 僕も、元祖オタクのほうですから。10代の時に結局今の日本のアキバ文化みたいなものの最初のところを見てた人間なので。 野尻 第1世代オタク、みたいなもんですよね。 杜松 え、いくつくらいからになるんですか 難波 僕はね、中1のときに宇宙塵の会員になった、で、もうそん時すでに先輩に、荒俣宏さんとか、青土社の青木さんとかがいましたね。僕より上の大先輩といったらそりゃあすべてを作ったのは柴野拓美さんだと僕は思ってるんですけど。SF大会っていうものを作って、その頃の仲間から結局、スタジオぬえとかガイナックスができて。マスカレードからコスプレ文
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