サッカーのアマチュア最高峰・日本フットボールリーグ(JFL)で過去3度の優勝を誇る強豪で、国内のアマサッカー界をけん引してきたSAGAWA SHIGA FC(本拠地・守山市)が廃部を検討していることが、関係者への取材で15日分かった。チームを運営する佐川急便の経営合理化の一環といい、同FCはJFLに今季限りでの退会を申し出た。 関係者によると、同FCは廃部の方針を受け、滋賀県サッカー協会とチームの移管先を協議してきたが、不調に終わったという。 同FCは2007年、ともにJFLの強豪だった佐川急便東京SCと佐川急便大阪SCが合併して発足。07年と09年、11年にJFLを制覇し、プロ化を目指すチームが多い日本のサッカー界で、企業スポーツとしての地位を維持し続け、存在感を示してきた。現在もリーグ3位と上位につけ、9月の天皇杯2回戦ではJ1のヴィッセル神戸を破る金星を挙げた。 同FCは地域貢献の一