コクヨグループのコクヨS&T(大阪市東成区)は19日、自分が死亡したときに備えてあらかじめ、家族らに伝えたいことなどを記載しておける「エンディングノート」を9月9日に発売すると発表した。親族などの連絡先や銀行口座、保険などのほか、インターネットのIDなど個人の重要情報を項目ごとに記載しやすい工夫を凝らした。 同社は昨年6月に遺言の作成を支援する「遺言書キット」を発売していたが、「若者でも気軽に使える商品が欲しい」との要望を受け、日常の備忘録としても使えるよう内容を精査。漫画やイラストによる説明を加えて使いやすくするとともに、介護や葬儀、相続などの内容も記載できるようにした。1470円。全国の文具店で販売し、1年目は約7千万円の売り上げを見込んでいる。