ドイツ―スペイン戦はスペイン勝ちと予想したタコのパウル=ロイター 【サンパウロ=平山亜理】サッカー・ワールドカップ(W杯)の準々決勝でドイツに完敗したアルゼンチンの国民の怒りが、マラドーナ監督だけでなく、タコに向いている。ドイツ勝利を予想した同国の水族館のタコへの八つ当たりで、ネット上の交流サイト「フェースブック」では、「タコを殺そう」というグループまで結成された。 アルゼンチンの報道によると、グループが結成されると、24時間以内に1千人以上の賛同者が現れた。「スシにして食べてやる」「パエリアに入れて食べるぞ」「世界中のタコを殺してやる」などとコメントが殺到。ゆでダコの写真も掲載された。 ドイツの水族館のタコ、パウルは、ドイツ―アルゼンチン戦の前に水槽内に置かれた両国の国旗をつけた二つの箱のうちドイツの箱に入ってその勝利を予想した。1次リーグでも同じ方法で勝敗を当てており、予想タコと