ヤノマミ先住民保護区のモキシハテテマ村。この家の構造は、外部と交流があるヤノマミ族ではもう使われていない。(PHOTOGRAPH BY GUILHERME GNIPPER TREVISAN/HUTUKARA) 外部との交流がほとんどないブラジル、アマゾン先住民の孤立した村の写真が新たに撮影された。この写真を機に、政府が介入して違法な金採掘者から集落を守ることを求める声が部族の代表や人権団体から上がっている。(参考記事:「【動画】アマゾンの孤立部族を保護へ、ブラジル政府」) 空撮写真に収められているのは、ヤノマミ先住民保護区に作られた伝統的な円形の構造物の中央付近に集まる村人たちの姿だ。この一帯は高地になっており、川や森がベネズエラとの国境をまたいで広がっている。 この写真は、9月中旬に国立先住民保護財団(FUNAI)の職員が撮影したものだ。数千人とも言われる違法な金採掘者を一掃するための軍
ブラジル北部ロライマ州ボアビスタにあるアグリコラ・ジ・モンテ・クリスト刑務所で、暴動発生後、施設周辺に集まる受刑者の家族。地元メディアが掲載した映像より(2016年10月16日撮影)。(c)AFP/FOLHA DE BOA VISTA/HO 【10月17日 AFP】(更新、写真追加)ブラジル北部ロライマ(Roraima)州の刑務所で16日、対立する受刑者グループが衝突し、10人が死亡した。地元警察が明らかにした。翌17日には北西部ロンドニア(Rondonia)州の刑務所でも暴動が発生し、8人が死亡したという。 16日の衝突は、ロライマ州の州都ボアビスタ(Boa Vista)にあるアグリコラ・ジ・モンテ・クリスト(Agricola de Monte Cristo)刑務所で発生。地元警察は当初、死者数を25人としていたが、後にAFPの取材に対し、10人だったと話した。 死者のうち7人の遺体が焼
8月31日、ブラジル経済が回復に向かい始めたようだ。上院が31日にルセフ大統領を罷免したことで、新大統領のテメル氏は不人気な政策を推進しやすくなった。写真は新大統領に就任したテメル氏。ブラジルの首都ブラジリアで31日撮影(2016年 ロイター/Ueslei Marcelino) [ニューヨーク 31日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ブラジル経済が回復に向かい始めたようだ。上院が31日にルセフ大統領を罷免したことで、新大統領のテメル氏は不人気な政策を推進しやすくなった。これらの政策は回復を根付かせる役割を果たしそうだが、大きな障害がある。議員たちだ。
ブラジル上院で開かれた弾劾裁判で罷免が決まった後、首都ブラジリアの大統領府で記者会見するジルマ・ルセフ前大統領(2016年8月31日撮影)。(c)AFP/EVARISTO SA 【9月1日 AFP】(更新、写真追加)ブラジル議会上院は8月31日、ジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領(68)に対する弾劾裁判の最終採決を行い、同大統領を罷免することを決めた。ルセフ氏はただちに失職し、大統領代行を務めてきた副大統領ミシェル・テメル(Michel Temer)氏(75)が新大統領に就任した。 ルセフ氏は国家会計を不正操作した罪に問われていた。最終採決では81議員中61人が有罪に投票。評決に必要な3分の2以上の票が有罪に投じられ、ルセフ氏の即時失職が決まった。これにより、中南米最大の経済を持つブラジルで13年間にわたり続いた左派政権は終わりを迎えた。 採決から3時間後、テメル氏が上院
[リオデジャネイロ 22日 ロイター] - リオデジャネイロ五輪が幕を閉じるとともに、ブラジル国民に厳しい現実が舞い戻ってきた。ルセフ大統領の弾劾裁判から深刻な景気後退に至るまで、問題は山積している。 8月22日、リオデジャネイロ五輪が幕を閉じるとともに、ブラジル国民に厳しい現実が舞い戻ってきた。写真はリオデジャネイロのオリンピック公園を通り過ぎる男性。22日撮影(2016年 ロイター/Bruno Kelly) ブラジル国民にとって、五輪は地平線の彼方に輝く一筋の光明だった。 「われわれが直面する厳しい現実を覆い隠してくれるものは、もう何も残っていない。最近まで多くの人々が抱いていた壮大な思いが支えを失った」と語るのは、哲学者で作家のロベルト・ロマーノ氏だ。 ブラジルが主催した2014年のサッカーワールドカップと今年の五輪は、同国が国際舞台に立つ好機となるはずだった。 ところが、まるで大会
リオデジャネイロ五輪、男子3メートルシンクロ板飛び込み決勝に臨む中国代表(2016年8月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/GABRIEL BOUYS 【8月13日 AFP】リオデジャネイロ五輪の飛び込みでは12日、不気味な緑色に変色したプールの水を青色に戻すための緊急処置として競技会場が閉鎖され、選手が水のない施設で練習することになった。問題のプールでは、一部の選手から臭気がするとの苦情も出ている。 大会組織委員会は、今週に入ってから突然緑色に変わったプールの清掃が予想よりも長い時間と複雑なプロセスが必要になったと認めた。 隣接する水球のプールも同じく緑色に変色しており、水を青色に戻そうとして専門家が塩素レベルを高めたところ、選手から目が痛くなったとの声が出たため、会場を閉鎖することになったという。 大会組織委員会の広報を務めるマリオ・アンドラーダ(Mario Andrada)氏は、「
7月21日、ブラジル当局は、来月開幕するリオデジャネイロ五輪でのテロを計画した疑いで、ブラジル人10人を逮捕した。過激派組織「イスラム国」(IS)を支持するグループに所属していたという。写真は同国のモラエス法務相(2016年 ロイター/Adriano Machado) [ブラジリア 21日 ロイター] - ブラジル当局は21日、来月開幕するリオデジャネイロ五輪でのテロを計画した疑いで、ブラジル人10人を逮捕した。過激派組織「イスラム国」(IS)を支持するグループに所属していたという。 モラエス法務相は、容疑者らについて「極めて未熟な」組織だと説明。メッセージアプリで連絡を取り合い、互いに面識はなかったと述べた。 法相によると、容疑者らはISのウェブサイトを閲覧していたために監視対象となっていた。ISとの直接的な連絡は確認されておらず、ソーシャルメディアを通じてISへの忠誠を宣言していた者も
リオデジャネイロ(CNN) ブラジル司法省は21日、8月5日に開幕するリオデジャネイロ五輪を狙ったテロを計画した容疑で、警察が10人を逮捕したと発表した。 モラエス司法相によると、10人は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に感化され、主にインターネットで連絡を取り合っていた。 特定の標的に対する言及はなく、捜査当局は容疑者のコンピューターや携帯電話の記録から計画の詳しい内容について調べている。 ただ、このグループに組織としての秩序はなく、「極めて未熟だった」(モラエス司法相)という。互いに「格闘技の練習をして、射撃の仕方を覚えよう」といった会話を交わしていたほか、インターネットで銃を買おうとしていたとされる。 容疑者は全員がブラジル国籍。逮捕された10人のほかに、警察は2人を指名手配して行方を追っている。当局者によれば、この2人も間もなく逮捕できる見通し。
<リオ五輪を3週間後に控え、ブラジルの過激派組織がISISの傘下に。テロ対策は間に合うか> (写真は、リオデジャネイロのオリンピック施設をパトロールするブラジル陸軍兵士) ブラジルの過激派組織がISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)への忠誠を宣言したと、地元メディアが伝えた。リオ・デジャネイロ五輪の開幕まで、3週間を切っている。 南米の組織がISIS支持を表明するのは初めて。ロシアで開発された暗号化通信アプリ「テレグラム」上で「アンサール・ヒラーファ・ブラジル(Ansar al-Khilafah #Brazil)」という広報チャンネルを立ち上げ、ISISの指導者アブ・バクル・アル・ バグダディへの忠誠を表明した。 【参考記事】ロシア製メッセンジャーアプリ「テレグラム」、ISISの宣伝手段に イスラムテロ組織を監視する米団体「SITEインテリジェンスグループ(SITE Intellig
<「選手が白昼に襲われる」「競技会場の海岸にスーパーバクテリア」等々、開幕まで1カ月を切っても聞こえてくるのは、なんとも不吉で背筋の凍るような話ばかり>(写真は今も建設工事中のテニス会場) リオデジャネイロ五輪の開幕まで1カ月を切ったが、聞こえてくるのは相変わらず悪いニュースばかりだ。 ブラジル政府の混乱や汚職スキャンダル、経済危機、ジカ熱の蔓延などは、既に誰もが知っている。しかし開催準備が最終段階を迎えた今、もっと異様なニュースが届いている。最近浮上した7つの不吉な事件と、1つだけ良い前兆を紹介しよう。 【1】スーパーバクテリア リオの水質汚染は以前から知られているが、状況はさらに悪化している。最近、オリンピックの海上競技が行われる海岸で、抗生剤の効かないスーパーバクテリアが検出された。原因は病院から出た汚水とみられる。 【2】五輪マスコットが射殺 今回の五輪に関するブラジルの準備不足と
7月12日、リオデジャネイロ五輪の開幕を3週間後に控えたブラジルで、税関職員が賃上げを求めて14日から無期限のストライキに突入する。五輪開催中は数十万人の観光客が同国を訪れることが見込まれているため、ストが終結しなければ空港などでの混乱が予想される。写真は同五輪会場付近で11日撮影(2016年 ロイター/Bruno Kelly) [ブラジリア 12日 ロイター] - リオデジャネイロ五輪の開幕を3週間後に控えたブラジルで、税関職員が賃上げを求めて14日から無期限のストライキに突入する。五輪開催中は数十万人の観光客が同国を訪れることが見込まれているため、ストが終結しなければ空港などでの混乱が予想される。 税関などで働く税務監査官の労組は先週8日、8月から5.5%の賃上げを実施するという約束を尊重するよう政府に圧力をかけるため、ストライキを行うことを採決した。労組のトップ、クラウディオ・ダマセ
(CNN) 五輪の開幕を6週間後に控えたブラジル・リオデジャネイロ州のドルネレス知事代行は29日までに、同国紙オグロボとのインタビューで、連邦政府に要請した支援金がまだ届いていないことを明らかにし、このままでは五輪が大失敗に終わる恐れがあるとの懸念を示した。 ドルネレス氏は「五輪については楽観視しているものの、現実を知ってもらう必要がある。素晴らしい五輪にすることも可能だが、一定の措置が取られなければ大きな失敗となるかもしれない」と述べた。 リオ五輪はジカ熱の流行やドーピング検査所の資格停止処分、犯罪の続発、ルセフ大統領弾劾(だんがい)などの悪条件に加え、深刻な資金不足に直面している。 五輪の開催費用はリオデジャネイロ市が大部分を負担するが、会場と市中心部を結ぶ地下鉄は州の予算で建設されている。地下鉄は五輪開幕の4日前に開通する予定とされる。 原油安で財政難に陥っているリオデジャネイロ州は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く