自爆攻撃があったアフガニスタンの首都カブールの国防省入口付近に到着した治安部隊(2016年2月27日撮影)。(c)AFP/WAKIL KOHSAR 【2月28日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)などで27日に2件の自爆攻撃があり、計25人が死亡した。アフガニスタン政府は旧勢力タリバン(Taliban)に対し、来月予定されている和平協議への参加を呼び掛けているが、今回の事件で先行きに懸念が生じている。 複数の目撃者や当局によると、カブール市内中心部の国防省近くで何者かが自爆し、その後タリバンが犯行声明を出した。この日オフィスは閉まっていたが、同省は兵士2人を含む12人が死亡し、8人が負傷したと発表した。実行犯は徒歩だったという。専門家からは、和平協議再開を前にタリバンが支持を集めようとして、カブール中心部への攻勢を強める可能性が指摘されていた。 カブールでの自爆攻撃に先立ち