(冒頭VTR) ロシアの裏社会を取り仕切る悪名高いマフィア。その「ロシア・マフィアのドン」と言われた男が先月、モスクワで白昼、暗殺されるという衝撃的な事件が起きました。今後マフィアの対立抗争が相次ぐことも予想され、このマフィアが支配していたソチで来年開かれるオリンピックへの影響も懸念されています。 ロシアの大物マフィア殺害の背景や社会への影響を考えます。 「ロシア マフィアのドン暗殺の衝撃」 Q1:大物マフィアが暗殺されたということですが、どんな事件だったのでしょうか? (山内聡彦解説委員) A:暗殺されたのは「ロシア・マフィアのドン」と言われた犯罪界の大物アスラン・ウソヤン氏です。事件はロシアで強い関心を集め、テレビでも大きく伝えられました。 ▼ロシアTVのニュース(1/16) 「『ハサンじいさん』のあだ名で知られた大物マフィア、アスラン・ウソヤンが殺害された。ウソヤンは一度
ニュースでお伝えしたアルジェリアのガス施設への襲撃事件について、二村伸解説委員です。 Q.なかなか情報が明らかになりませんが、安否がわからない人たちが心配ですね。 A.首都アルジェから1000キロ以上も離れた砂漠の中、しかも各国との事前の協議もなく軍事行動に出たことで情報が錯綜していますが、日本を始め各国政府が人質の安全への配慮を求めていただけに、作戦は性急すぎたのではないか、また情報が少ないといった批判が出るのも当然かと思います。アルジェリア政府としては、輸出額の98%を占め、国家経済を支える石油やガス施設への攻撃は決して許さず、テロに屈しないという立場を貫いたわけですが、人質救出より武装勢力のせん滅に重点を置いたと言われてもしかたないと思います。 今後、安否の確認とともに事件への対応は適切だったのか、また、そもそも警備が厳重なはずの施設がなぜこうも簡単に襲われ多数の人が拘束されたのか
【リード】 先月起きた中央自動車道・笹子トンネルの天井崩落事故をきっかけに社会インフラの老朽化の問題に関心が集まっています。高度経済成長期に大量に造られたトンネルや橋、上下水道などがこれからいっせいに寿命を迎え、安全に使い続けるためには維持管理や作り替えに莫大な費用が必要になるからです。新政権は老朽化対策を含めて公共事業に重点的に投資をするとしていますが、インフラ老朽化の全体像すら十分把握できず、維持管理や造り替えの長期計画もないというのが実情です。今夜はインフラ老朽化対策の課題について考えます。 <VTR 笹子トンネル事故> 笹子トンネルの事故ではコンクリート製の天井板がおよそ130メートルにわたって落下し、9人の命が奪われました。トンネルは造られて35年たっており、施工方法や管理の問題に加えて老朽化が背景にあると見られています。 この事故を受けた全国のトンネル点検でも数多くの問
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2013/01/01 00:00あけましておめでとうございます。 おかげさまで、「撮るしん。」もついに7年目を迎えます。 昨年は、前年をさらに上回る5000点近い作品のご投稿をいただきました。 年末にNHK長野放送局で開催しました「撮るしん。展」にも 多くの方がご来場くださり、ご好評を頂くことができました。 事務局一同、心より御礼申し上げます。 新たな年、「撮るしん。」はいっそうの充実をめざしながら、 心に響く信州の美しい風景を発信してまいります。 皆さまと共につくる「撮るしん。」を、 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 平成25年元日 NHK長野放送局 「撮るしん。」事務局 「撮るしん。」カレンダー ダウンロードはこちらから>> [北信エリア]
法政大学教授 白鳥 浩 民主・自民・公明の6月に取りまとめられた3党合意により、社会保障と税の一体改革法が成立するのに加えて、衆議院の解散総選挙が「近いうち」に行われるということが野田首相から当時の自民党谷垣総裁に伝えられたのは8月8日でした。すでにその合意から3か月が経過しようとしています。来る選挙を念頭として、既成政党のみではなく、次の国政選挙で国政に打って出る新政党も準備を始めているところです。10月20日に日本維新の会は九州から遊説を開始し、また、10月25日には都知事であった石原慎太郎氏も新党を立ち上げ、国政に打って出ることを表明しました。このように、来るべき総選挙を巡って各党は準備を急いでいます。また来年7月には参議院議員選挙も予定されています。 この「一票の格差」について最近、10月17日に、最高裁の判決が行われたのは記憶に新しいところです。この裁判では、民主党政権下の20
自由研究はアニメ聖地巡礼シリーズの続編です。 昨日の日曜日、家族そろって小諸市の懐古園に行ってきました。紅葉にはまだ早いのですが、懐古園には遊園地や動物園もあって子ども達も大満足。懐古園でいつも活動している草笛教室のみなさんのおかげで子ども達が草笛を初体験したり。 という家族サービスは建前で、真の目的は聖地小諸で開催されていた「あの夏で待ってる」というアニメのファンの集いに顔を出すことでした。 こもろドカンショで一緒に踊った仲間達ですから、もうすっかり顔なじみ。全国各地に友達ができるのはアニメ聖地巡礼の大きな魅力です。 アニメファンを受け入れる側の地域としては、観光客の数が増えることが魅力の一つです。その効果をめぐって、この夏ちょっとした騒動が起きました。 長野県の観光部が発表した今年の夏の観光動向調査で、小諸市の高峰高原の観光客数が前年比で52.5%も増えて、「アニメの影響によりH24年
□VTR-1 河原のクマ (長野市) ○岩渕C: 「くらし☆解説」です。今日は「クマにご注意」。 藤原 正信 解説委員とおとどけします。 各地でクマが出没し始めています。 今日は、なぜ秋にクマの被害がふえるのか、そして被害を防ぐにはどうしたらよいかを考えます。 今月はじめに長野市内にクマが現れたというニュースがありました。その映像です。 □VTR-2 ヤブのクマ 川沿いを走るクマ (長野市) (10月5日)長野市内で発見されたツキノワグマです。 駅や市の中心部県庁付近に出没。袖花川(そでばな)沿い。 80~90kgもあるオスでその日の夕方に射殺されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ●藤原解説: 環境省によると8月までのクマの目撃数は全国で8400件近く。 去年の1.6倍だということです。 岩渕さん、この時期にクマが出てくるのはなぜでしょう? ○岩渕C:
ニュースでもたびたびお伝えしているように、今年のノーベル医学・生理学賞は京都大学の山中伸弥教授たちに与えられることが発表されました。 日本人のノーベル賞受賞は19人目。 医学生理学賞は25年前の利根川進さん以来、2人目です。 今夜は予定を変更して、受賞の意義についてお話したいと思います。 研究の発表は世界的な反響を呼び、再生医療の実現に向けて期待が高まってきました。 iPS細胞は培養することで、心臓の細胞や神経細胞など、体中の細胞を作ることができます。 山中さんは5年前の発表以来、世界をリードし、日本国内で人のiPS細胞による再生医療を実現させようと、研究を続けています。 発表当初からノーベル賞は確実とみられ、毎年有力候補として名前が挙げられてきました。 そしてついに、今年のノーベル賞受賞ということになりました。 日本人の医学生理学賞の受賞は二人目ですが、現在も過去もノーベ
今晩は。中国全国各地では、日本政府の尖閣諸島国有化に反対する反日デモが激しさを増しています。きょうは、その反日デモに加えて、10隻を上回る中国の海洋調査船などが尖閣諸島の周辺海域に入り込むという異常事態も起きています。日中両国は、大変皮肉なことに、まさに過去最悪ともいえる冷え切った状況の中で、今月末、国交正常化40周年という記念の節目を迎えることになりました。 そこで今夜は、なぜこのような事態になったのか、今後の日中関係はどうなってしまうのか。そして、事態を収束するために両国は何をなすべきかといった問題について、考えてみたいと思います。 ニュースでも連日お伝えしてきましたように、中国の反日デモは、ここ一週間あまり、発生する都市の数や参加者の数が急速に膨れ上がり、エスカレートしてきました。特に、先週末には、沿海部の青島や、内陸部の長沙で、暴徒化した参加者が、日系スーパーを襲撃する事件が起き
《前説・岩渕》 東日本大震災の被災地では、津波の記憶を後世に伝えることが大切だとして、石碑を使って教訓を伝えようという取り組みが行われています。山﨑解説委員とお伝えします。 どんな取り組みですか? 昔から大きな津波で被害がでた地域では、生き残った人たちが、後の時代に長く教訓を伝えたいという思いが強くあって、各地に石碑が建てられてきました。東日本大震災の被災地でも、そうした取り組みが進められているのです。 これは、岩手県釜石市の根浜海岸の松林の中に建てられた御影石の石碑です。高さは2m70㎝、幅と奥行きはともに70㎝で、表面に2011、311と東日本大震災が発生した日にちが刻まれています。そして碑文には『ともかく上へ上へ逃げよ。てんでんこに逃げよ。自分を助けよ。この地まで津波が来たこと、そして裏山へ逃げ、多くの人が助かったことを、後世に伝えて欲しい』と刻まれています。 《岩渕》助かった人
自由研究はアニメ聖地巡礼(破)の続きです。 キャンプ場管理人のとっちーこと荒井利広さんです。 いわゆるコミュニケーション能力が猛烈に高くて、一度会ったことのある人の顔と名前は記憶し、木崎湖を訪れるアニメファンを、2回目からは常連さん扱いで会話の輪の中に巻き込んでくれるのです。そりゃあ、通うのが楽しくなるってもんです。もちろん、木崎湖の絶景が本当に素晴らしいという前提がありますが。 そんなとっちーは、おねがいティーチャー10周年イベントの司会も務めていました。そして、イベントの最後のあいさつで、とっちーは語りました。 「たくさんの仲間が集まってくれて、今日は嬉しかった。自分は、ここがみんなにとっての第二の故郷になれたらいいなという思いでやってきました。」 なるほど、まさに第二の故郷なのです。 実は、上田わっしょいのサマーウォーズ連の責任者の方に、こんなことを聞きました。上田わっしょいで
自由研究はアニメ聖地巡礼(序)の続きです。 この日は、なつまちラッピング電車の出発式や、アニメの声優さんが勢揃いしてのファン感謝祭が小諸市民会館で開催され、全国各地から何百人ものなつまちファンが小諸に集結していました。私もファン感謝祭を楽しんだのですが、小諸の美しい風景がたくさん紹介されるイベントで、全国から集まったファンのみなさんもすっかり小諸の町のファンになっていました。 日が傾いて涼しくなってきたら、いよいよ小諸ドカンショなつまち連です。この企画は、聖地巡礼に訪れたなつまちファンをおもてなししようと小諸の有志が集まった「なつまちおもてなしプロジェクト」が準備したものです。地元の方から踊りを丁寧に教えていただき、チームとしての一体感がすっかり高まった所で、いよいよ本番! アニソンの帝王・水木一郎さんの歌にのって小諸の町を踊り歩くのは、それはそれは楽しかったです。 他にも様々なコスプ
なぜ人はアニメの聖地を巡礼するのか? この夏の私のテーマです。後々、仕事につなげようとは思っているのですが、とりあえずは個人的に休日に進めた研究。夏休みの自由研究です。 アキバ系オタク趣味は一通りたしなむ私ですが、アニメの聖地巡りについては、その楽しさが正直ぴんときていませんでした。だって、家から出なきゃいけないじゃないですか。インドア派なのに。 しかし、クローズアップ現代のテーマになるくらい、アニメの舞台となった土地を訪れる聖地巡礼が盛り上がっています。 クローズアップ現代「アニメを旅する若者たち “聖地巡礼”の舞台裏」 アニメの背景として描かれていた風景が、実際にそのまま目の前に広がるというのは、確かに楽しそうではあります。そして、この夏は、信州の聖地が盛り上がるタイミングです。 ならば、とりあえず体験してみよう! 映画の公開から丸3年が経つというのに、本当にファンが集まる
早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問 野口 悠紀雄 6月の貿易収支は、617億円という黒字になりました。 しかしこのことをもって、日本の貿易収支の黒字が定着かしたと言うふうに考えることは出来ないと思います。 第1は、6月というのは、電力に対する需要が比較的少ない月なんですね。 このために発電用の燃料の輸入が比較的少ないということがあります。 第2の理由は、原油価格が低下しているということです。 原油の価格は、1バーレル当たり、今年の3月には100ドル程度でしたが、それが6月には80ドルくらいまで下がってきています。 このために、原油の輸入額が比較的少なくすんだということ、去年に比べて3%くらいの低いレベルにとどまったということがあります。 仮に6月の原油価格が3月と同じくらいの水準であったとしますと、原油の輸入額が2千億円くらい増えていた可能性が強いんですね。 そうしま
作家 藤原智美 最近、プレゼンテーションという言葉をよく聞きます。 略してプレゼン、こっちのほうが通りがいいでしょうね、元々はビジネス用語でした。 ある企画があるとか新しい商品ができたとか、そういった場合に担当の、企業の担当者に持ち込んで話を聞いてもらう、提案する、いわば売り込みだったんですね。 驚いたことに最近では小学校の授業でプレゼンを教える、そういうところがあるそうなんですね。 この背景は、社会の色んな場面でプレゼンということが言われるからなんですね。 その中で最もプレゼンが重視されるのが就職活動、就活です。就活では面接がありますね、それも単に面接官に聞かれたことをキチっと答えればいいっていうだけではなくて、自分のPRを含めながら工夫して、プレゼン能力を使ってやると。 また、グループディスカッションなんていうのがあります。 これも数人がこう集まってやるんですけど、討議する
作家 志茂田景樹 志茂田景樹です。ツイッターに寄せられる質問から伺われる限り、今の若者の悩みは3つに絞られます。恋愛、仕事、そして心の健康です。 この3つは10年前の若者にも50年前の若者にもあった悩みです。 でも今の若者の悩みは昔の若者と違って、大変方向性が異なっております。 その狭い交友関係の中に元カノとか元カレとかがいる場合が多いんですね。 それで上手くいかないとわかると、すぐ放り出して、元カレ元カノとよりを戻す、元の鞘に収まるといったことがよくあります。 ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどの情報で得た知識を元に、今の若者は相手を自分の思い通りの枠に収めようとします。 そのため相手に対する配慮、余裕に欠けることが多いんですね。 ソーシャル・ネットワーキング・サービスの流行は、今の若者がリアルな友人関係を広げる勇気に乏しいということと大きく関係していると思います。
国際通貨研究所 理事長 行天豊雄 欧州金融危機は発生してから既に三年経ったにもかかわらず一向に解決しません。世界経済への悪影響も次第に拡大しています。先週メキシコで開催されたG20サミットでも、各国から欧州に向けて焦立ちと早期解決を求める声が一段と高く上げられました。 そもそも三年前にギリシャが財政悪化で国債の利払いが難しくなった時、他の欧州諸国や米国は事態がこれ程重大になろうとは予想していませんでした。ギリシャはそのGDPが欧州全体の2%にもみたない小国ですし、当面の金繰りが付けばいずれ収束するだろうし、仮にギリシャ財政が破綻しても大したことにはなるまいとたかをくくっていたふしがあります。しかし実際には、ギリシャ危機はポルトガル、スペイン、イタリア等の南欧各国に飛び火し、欧米の金融界全体を揺がし、統一通貨ユーロの存続に警鐘をならし、世界全体の景気停滞をもたらすのではないかと怖れられるこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く